2013年5月27日月曜日

アンナ・カレーニナ (2012/英)

監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ / ジュード・ロウ / アーロン・ジョンソン / ケリー・マクドナルド / マシュー・マクファディン / ドンホール・グリーソン / ルース・ウィルソン / アリシア・ヴィキャンデル / オリビア・ウィリアムズ / エミリー・ワトソン / カーラ・デルヴィーニュ / ズザンネ・ロタール / アレクサンドラ・ローチ / タニシュタ・チャテルジー / デヴィッド・ウィルモット / ルーク・ニューベリー / バフィ・デイヴィス / エロス・ヴラホス / ホリデイ・グレインジャー / アントニー・バーン / ミシェル・ドッカリー / ケネス・コラード / ヘラ・ヒルマー / ジェームズ・ノースコート / シャーリー・ヘンダーソン

1870年代のロシア、兄の不倫の尻拭いのためモスクワにやってきた夫と子のある身のアンナ
彼女はそこでヴロンスキーという若者と出会い・・・

古典作品で今までもいくどとなく映像化されている、らしいですね
まあ、そこはそこ、にわかな自分はこれが初鑑賞
で、思ったことは「これ、アンナ・カレーニナを知ってること前提で作ってない?」という点でした
アンナ自身はいいんですが、その他の要素が物語の進行上で必要最小限の部分しか描かれていないような気がしないでもない
初アンナな自分にとってなんか不親切な作りというか、説明不足な感じが否めませんでした

兄の不倫からはじまり、リョーヴィンの失恋、その恋心の対象だったキティもヴロンスキーをおもっていたもののアンナに横からとられる形になり・・・と序盤からじゃっかん複雑な展開
だけど劇中劇風の演出で、ちょいコミカル&軽快な印象のため、そう難しいものを観てる印象がないのはいいですね
それぞれの恋模様(禁断&純愛)の描かれ方や対比っぽい感じもおもしろい

でもちょっと序盤のアンナ+ヴロンスキーのイチャイチャっぷりがくどくて長いかなあ
さすがに観てて飽きがくるレベル
あとは話が進むにつれて、どんどんアンナの一人称視点が目立ってきて、それはそれで悪くはないんですが・・・
なんともアンナ以外の要素、夫や周りの人物の設定、社交界の設定とかが説明不足になってないですかね
特に夫の立場、リョーヴィンのエピソード、社交界のルールあたりが分かりづらい

劇中劇の演出や全体的に気楽に鑑賞できるライトな感じで作ってるのはいいけど、重厚な作品として本格的なものを期待してるとアレかもしれませんね
しょうじき個人的にはその劇中劇演出しか印象に残ってない一本です

個人的評価:65点
オススメ度:不貞の深刻さが伝わってこないわあ




アンナ・カレーニナ 予告

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