2013年5月12日日曜日

フッテージ (2012/米)

監督:スコット・デリクソン
出演: イーサン・ホーク / ジュリエット・ライランス / フレッド・ダルトン・トンプソン / ジェームズ・ランソン / クレア・フォーリー / マイケル・ホール・ダダリオ / ヴィンセント・ドノフリオ

ある田舎の一軒家に越してきた作家とその家族
屋根裏で見つけたフィルムの数々には、そこに映る一家を惨たらしく殺害するシーンがあり・・・

いちおサスペンスホラーというジャンルですが、あえてどんなホラーなのかという部分は伏せておいた方がいいですね
かなりザックリ言うなら急にナニかが出てきたり、大きな音が鳴る感じのびっくり箱系、かな
けっこう油断してるところにワッとくるので、そういう間は上手いなと思いました
内容的にもどういう感じなのか観ながら手探りしていくように作られており、「そういうネタなのね」と理解した瞬間ちょっと冷めるけど、それでもけっこう最後まで緊張感は持続します
で、最後の最後ですべて台無しにして終わるギャフン作品ですわ

作家の主人公が執筆する作品のためにいわく付きの家にあえて越してきて、そこで数本のフィルムを見つける
そこにはフィルムの数だけ一家惨殺の決定的シーンが映っていて、主人公はそれをもとに自身の本を書くため調査をはじめる
そんな中でちょっとしたヒントを発見しては、それが新たな謎となり、さらに身の回りで怪しい動きが起きはじめ・・・みたいな内容
いったい何が起きたのか、何が起こっているのか、何が起ころうとしているのか、びっくりどっきり演出の中でじょじょに全体像がみえてきます

なにはともあれ殺人事件の謎と、主人公にふりかかる現象が単純ながら「この先どうなるんだろう」という期待値を上げていく
どんどんと風呂敷が広げられていき、その中身があらわになるわけですが、まあ、人にはよるかもしれませんが個人的にその中身としての核心要素はギリギリ「アリ」
なんだけど、ネタバレ後の風呂敷のたたみかたが雑すぎて残念感がラストにけちをつけてますね
なかなか着地点の模索が難しかったってのはわからないでもないけど、なんだかなあ・・・と

ホラーとしてもけっこう恐怖感の演出はよくできてるし、サスペンスとしても興味を持続できる良作なんだけど、最後の最後でガッカリせざるえない
なんというか「フォーガットン」の血脈いまだ受け継がれ続けるみたいな一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:どことなくJホラーテイストですな



フッテージ 予告

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