監督:橋本一
出演:大泉洋 / 松田龍平 / 尾野真千子 / ゴリ / 渡部篤郎 / 田口トモロヲ / 篠井英介 / 波岡一喜 / 近藤公園 / 筒井真理子 / 矢島健一 / 松重豊 / マギー / 池内万作 / 安藤玉恵 / 佐藤かよ / 麻美ゆま / 桝田徳寿 / 冨田佳輔 / 徳井優 / 片桐竜次
札幌はススキノのバーを拠点とする探偵
友人であるオカマのマサコが殺され、事件はいっこうに進展しない事態に探偵は捜査に乗り出す
個人的にどうも「まほろ駅前~」と記憶がごっちゃになってるこのシリーズ
でもいざ観はじめれば「ああ、そうだったそうだった」とキャラの記憶がよみがえってくる
で、今回もほどよくコミカルに、ほどよく過剰演出に、ほどよく大騒ぎに、そしてビシっとしめて楽しめました
どうにも主人公がアレだけにライトな探偵アクションっぽい印象をいまだに持ってる人はいるかもしれませんが、今回もけっこう昭和なハードボイルドさがあって良かったですね
話的には友人が殺され、事件の捜査がいっこうに進展しない中、主人公である探偵が自ら調査に乗り出す・・・というもの
その中で実はけっこう大きな影が事件の裏に見え隠れしはじめて、また同じ事件を独自に追っていたヒロインと出会う、と
ストーリー展開的には大筋の一本道で、謎を解くというより犯人をつるし上げる裏をとるために奔走する
で、それを邪魔するために色々な妨害を受けるっていう感じ
全体的に娯楽性が強く、テンポもいいしちょっとダラけてくる流れになると痛快なアクションパートがはじまって引き締めてくれます
話がシンプルゆえにあれこれ考えずに作品に集中できて、ギャグにニヤリとしてアクションに燃えることに専念できるのはいい
それでいてクライマックスからラストにかけて、そう単純じゃない事件の全体像が分かりやすく描かれてるから面白い
とにもかくにも難しく説明しようとすれば難しい言葉を並べていくらでもできることを、あえて簡単に分かりやすく説明してくれている
複雑な事情を簡潔に分かりやすく、実はこれって難しいことを難しく説明するよりよっぽど労力がいる
それをやってのけてくれて素晴らしい
ただ、やっぱり総じてクセのあるコミカルな演出が完全なる万人受けな作品にしてないかもしれません
好きな人は大好き、楽しめる人は超面白い、そんな一本でした
個人的評価:90点
オススメ度:ザ・大人の探偵映画・・・?
探偵はBARにいる2 予告
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