2013年6月10日月曜日

エンド・オブ・ホワイトハウス (2013/米)

監督:アントワン・フークア
出演:ジェラルド・バトラー / アーロン・エッカート / モーガン・フリーマン / アンジェラ・バセット / ロバート・フォースター / コール・ハウザー / フィンリー・ジェイコブセン / アシュレイ・ジャッド / メリッサ・レオ / ディラン・マクダーモット / ラダ・ミッチェル / リック・ユーン / フィル・オースティン

所属不明の戦闘機によりホワイトハウスは奇襲攻撃を受け、同時に勃発したテロにより陥落してしまう
元シークレット・サービスのマイクはホワイトハウスに潜入した唯一の存在として事態に対処する

あまり深いことを考えずにアクション映画はアクション映画として楽しめる、という自信がある私でも「は?」とツッコミを入れたくなる作品でした
その伏線とかキャラっていかすことなく消化しちゃっていいの?というのがほとんど
とりあえず盛り上がるのはホントに序盤のホワイトハウス陥落までで、びっくりすくらい話が進むほどつまらなくなっていきます
「おまえ難攻不落のホワイトハウスが陥落ってネタやりたかっただけじゃねえの」と言わざるえない

話的にはアクション映画の典型的ストーリーパターンのひとつ、「テロ組織によって占拠された施設で、人質を救出しつつ単身戦いを挑む」というもの
占拠された施設を変えるだけで新作を作れる万能アクション映画設定ですね
まあ、それはそれでつまらなくなりすぎない安心のカレーみたいなパターンなんですが、さすがにこの作品は作りがヘタすぎる
まずい、まではいかないけどよくこんなおいしくないカレーを作れたもんだ、と

まずあまりに簡単に領空侵犯してホワイトハウスを攻撃する戦闘機に違和感をおぼえるところから始まります
さらにあっさりテロ組織によって陥落するホワイトハウスとか、さすがにメリケンさんたちはそこまで無能じゃねえだろ、と
さらに主人公は元シークレット・サービスなんですが、”元”がつくのに現在のホワイトハウスの設備の暗証番号やらセキュリティ要素を把握してるとかおかしいだろ
伏線的にも大統領の息子の扱いとか、もっと物語を盛り上げる要素として活用できたはず
主人公の恋人もなんのために出てきたか意味不明
なにより冒頭で主人公がシークレット・サービスだった時の話を描くのはいいけど、この描写ってあんまり本編にいかされてないよね

とりあえずホワイトハウスが陥落するまでの流れはツッコミどころはあるけど楽しめる
だけど、本編の救出ミッションがはじまるや単に屋内で戦う普通のアクション映画になりさがってる感じ
舞台はホワイトハウスなんだぜ、ってのをもっと感じさせてほしかったかな

個人的評価:65点
オススメ度:すっごいヤバイ状況なのに危機感があまりない



エンド・オブ・ホワイトハウス 予告

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