監督:山田洋次
出演:松たか子 / 黒木華 / 片岡孝太郎 / 吉岡秀隆 / 妻夫木聡 / 倍賞千恵子 / 橋爪功 / 吉行和子 / 室井滋 / 中嶋朋子 / 林家正蔵 / ラサール石井 / あき竹城 / 松金よね子 / 螢雪次朗 / 市川福太郎 / 秋山聡 / 笹野高史 / 小林稔侍 / 夏川結衣 / 木村文乃 / 米倉斉加年
亡くなったおばあちゃんのタキの家から見つかったノートに書かれた自叙伝
そこには若い頃に東京で女中奉公していた頃の出来事が主に書かれており・・・
昭和の初期、戦争という社会的な背景の中で、女中として働く主人公がその奉公先の奥さんと仲良くなってなんたら
基本的に特になんてことはない日常を描いていて、そこで実際に生きていた人間の自叙伝としては深いけど、やっぱりそれを読まされる(みせられる)側としては退屈かなあ
いや、まあ、たぶん他人からみればどうでもいい、けれど本人にとっては大問題というそんな個人的な部分を察して楽しむ作品なんだろうけど・・・
タキおばあちゃんの亡くなった家から見つかった一冊のノート
そこには若い頃に東京のモダンな家に女中として働いていたことが主に書かれていた
平井家につとめ、その家の内情を客観的に知っていく中、奥さんの秘めた恋愛問題に悩んでいく、と
とにかく本題に入るまでが長い
そして本題に入ってからも長い
全体的にかなりスローテンポで丁寧に描いている、といえばそうなんでしょうが、個人的にはもうちょいコンパクトにまとめてくれた方が楽しめたかも
ちょいちょいゆるいコメディ調なところや、役者さんの個性を出した見所はあるんだけど、どうにもやっぱり眠気がおそってくるくらいに展開がスローリー
かといって本題そのものは単純そうで奥深い、心にじんわりと染みる感じでおもしろい
だからこそホントに個人的にもったいない
上品な一品料理、それをすごく高級そうな場所で出されたイメージで、見た目からちょっと薄味そうで実際にそうなんだけど、雰囲気で「おいしいかな?」って言っちゃいそう・・・って、またよく分からない例えしかできないけど、そんな感じの映画
ゆったり低刺激、それなりな深みもあって心にしみる良い話
そんなスローテンポな作りが好みな人ならすごい楽しめる一本かもしれません
個人的評価:60点
オススメ度:タイタニックってそんなに眠いのか、と邪推してみる
小さいおうち 予告
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