2014年2月10日月曜日

ウルフ・オブ・ウォールストリート (2013/米)

監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ / ジョナ・ヒル / マーゴット・ロビー / マシュー・マコノヒー / ジョン・ファブロー / カイル・チャンドラー / ロブ・ライナー / ジャン・デュジャルダン

ウォール街で巨万の富を稼ぎ出すジョーダン・ベルフォート
そんな彼の成り上がりの道が語られる

とにもかくにもハイテンションで、バカで素敵な描写を楽しんでるうちにあっという間にラストだったわ
驚くのはぶっとんだテンションがずっと続きながらも、最後までホントに疲れずに観ることができたという点
コミカルな要素の挿入されるタイミングが秀逸で、シリアスな展開の中でもバカすぎる部分がある最高にファックな映画でしたね

株のブローカーとして働き、いよいよ資格もとれたと思ったら勤めていた会社がつぶれ、一転して無職になるジョーダン・ベルフォート
しかしブローカーとして成功することをあきらめない彼は、底辺から頭脳と出会った仲間をフル活用して成り上がっていく
というとアメリカンドリームみたいな良いドラマなようですが、実際は普通にブローカーとして詐欺とか法に触れることはするし、ドラッグも当たり前、浮気も含めて女遊びにも精力全開なクレイジーな主人公のお話ですね

作中、いくどとなく窮地におちいるもののバカなノリと勢いに回転のいい頭脳を加え、どんな手段を使っても乗り越えていく様が素敵です
頭がいいのにバカなノリでどこかぬけてる主人公の魅力に引っ張られているうちに、ファック、ドラッグ、マネーと繰り返されるだけの話にのめり込めるから不思議

どうせ持ち上げるだけ持ち上げて落とす、そんな惨めに没落していく様が描かれるんだろうと当たり前な予想をして観てたんですが・・・
まあ、なんというか、ホントにどんなに惨めな状態になってもバカな描写のおかげで凄惨をみじんも感じないのがおもしろい
同様にどんなに汚い違法行為やドラッグにおぼれていっても、とことんハイテンションで軽く観ていられる気楽さがいいですね

ウォール街で成り上がる、株とかマネーゲームとか多少の頭脳戦みたいなものはあるものの、基本的にバカで素敵ないきおいで突っ走って描いているので肩の凝らない一本でした

個人的評価:90点
オススメ度:バカで素敵な飢えた最高にファックな狼ども




ウルフ・オブ・ウォールストリート 予告

0 件のコメント: