2014年2月3日月曜日

アイム・ソー・エキサイテッド! (2013/スペイン)

監督:ペドロ・アルモドバル
出演:アントニオ・デ・ラ・トーレ / ウーゴ・シルバ / ミゲル・アンヘル・シルベストル / ラヤ・マルティ / ハビエル・カマラ / カルロス・アレセス / ラウル・アレバロ / ホセ・マリア・ヤズピック / ギジェルモ・トレド / ホセ・ルイス・トリホ / ロラ・ドゥエニャス / セシリア・ロス / ブランカ・スアレス / パス・べガ / アントニオ・バンデラス / ペネロペ・クルス

メキシコへ向かう飛行機の機内、エコノミークラスの客は全員不自然に爆睡
電話もネットもダメという状況の中、ビジネスクラスの面々は不満と疑念をつのらせて乗務員につめよるのだった

空の上の飛行機の機内、さらにビジネスクラスの限られた空間という状況の中、そろいもそろって個性的なキャラを集めました、ってだけの映画でしたね
短い尺のわりにキャラの魅力を引き出すタイミングが遅い上に、なんか「で?」って感じで空回りしてる
こういうのって、クライマックスに向けてごっちゃごちゃにキャラの個性がからまっていくのが楽しいんだろうに、けっきょくほぼ単品料理のまんまでガックリですわ

メキシコへ向かう飛行機の機内、機長たちはなにやら酒をあおって抱えた問題を乗客に悟られないようにしていた
そんな状況の中、乗客も乗客でそれぞれ問題を抱えており、狭い機内で騒ぎへと発展していく、と
飛行機の乗務員のオカマ率の高さから「これはかなりバカっぽくて期待できる」と思ってわくわくして観てたんですが、ゆっるい笑いが続くだけでなかなか爆笑がこない

じゃっかん不安になりながらも定番である各キャラの背景が描かれはじめ、もうちょい我慢してればぶっとんだ展開になるに違いないと鑑賞してたんですが・・・
小粒な笑える要素はあるんだけど、いまいちパッとしないまま終わっちゃって「うん?え?」って感じ
わざわざ飛行機の外での出来事を描いたキャラも、それ以降は空気化して最後には「ああ、そんな奴もいたね」ってなっちゃってるし、他のキャラの扱いも同じく微妙

それぞれの抱える問題じたいはおもしろいと思う
キャラじたいも個性的で素敵な人たちばかり
ひとつひとつの素材は楽しくなる要素があるのに、ビックリするくらいそれらがうまく絡まってなくて拍子抜け
唐突に始まるオカマミュージカルと、乱交パーティぐらいしか見所がなかった一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:リカルドさんのエピソードの必要性




アイム・ソー・エキサイテッド! 予告

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