2015年1月2日金曜日

百円の恋 (2014/日)

監督:武正晴
出演:安藤サクラ / 新井浩文 / 稲川実代子 / 早織 / 宇野祥平 / 坂田聡 / 沖田裕樹 / 吉村界人 / 松浦慎一郎 / 伊藤洋三郎 / 重松収 / 根岸季衣

親元でパラサイトしつつ自堕落に暮らす一子は、妹との喧嘩が原因で家を出ることに
一人暮らしのバイト生活の中、ボクサーの男と出会い・・・

体当たりで挑んだ演技、という言葉がしっくりきまくる映画でした
最初と最後の一子のギャップも含め、内容もすごい分かりやすく描かれているので画と話ともにすんなり観てて目と頭に入ってきて楽しめた
心底、人間としての斉藤一子を心から応援したくなります

親のすねをかじりまくり、働かず、女を捨てて自堕落に生きる主人公が、家を出て男と出会うことで変わっていく、って文字にするとアレですが、ホントに良い意味で主人公の汚らしさを演じきってて感嘆する
「~という設定」みたいなキャラ付けの上辺だけじゃなく、生きている一子がそこにいますね
そんな主人公を追って観ているだけでも十分おもしろい

話的にも底辺をすべり這いつくばって、負け犬のように生きながら諦めみたいな人生を捨ててる感じの主人公が、ボクシングに出会ってからがまたいい
戦ってみてはじめて感じること、見えるものっていう部分にしてみても徹頭徹尾で分かりやすい作品でした

個人的評価:90点
オススメ度:100円ショップの歌の微妙な中毒性がやばい




百円の恋 予告

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