2015年1月22日木曜日

スパイ・レジェンド (2014/米)

監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ピアース・ブロスナン / ルーク・ブレイシー / オルガ・キュリレンコ / エリザ・テイラー / カテリーナ・スコーソン / ビル・スミトロビッチ / ウィル・パットン

引退したエージェントのピーターへかつての同僚から仕事の依頼がある
その仕事の途中、彼は次期ロシア大統領の秘密を知り、さらにCIAからも追われることになってしまう

引退したおっさんエージェントがスパイアクション、ってこの映画界からアクション俳優がいなくならないかぎり作られ続けるんですかね
という負のイメージを抱えたままに鑑賞しましたが、意外にも堅実な作りで楽しめました
ありきたり、どこかで観たことある、という印象は否めないけど

引退した老エージェント、愛する者を殺される、重大な秘密を知ってしまい多方面から命を狙われる、ライバルはかつての弟子・・・
うーん、もうこの前知識だけでこの作品を観たことにしても問題ないんじゃなかろうか、と言いたくなってしまう
それでもけっこう引き込まれる作りになっているので、バカにできない
なにより元エージェントの身なのに、障害になるなら躊躇なく雑魚な現エージェントを撃ち殺す主人公の姿が冷徹で素敵

かつての弟子とのやとりもぬるすぎず、けっこう容赦ないやりとりで緊張感があっておもしろい
話の展開も次々に飽きさせないように新事実が浮かび上がってきて、最後まで牽引する魅力が持続する手堅い作り
最後の最後で「その要素まで取り入れますか」って感じで、このてのスパイアクションにおける主人公周りの問題要素が追加され、どんだけ集大成なんだよと思わず笑みが浮かぶわ

よくあるスパイアクションであるのは仕方ない、でもここまで「よくある感」を盛りつつ丁寧に仕上げてくれれば見応えはあると言わざるえない

個人的評価:80点
オススメ度:もし戻らなかったら、という戻らないフラグすらネタにしてくるから油断できん




スパイ・レジェンド 予告

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