2015年1月22日木曜日

神様はバリにいる (2014/日)

監督:李闘士男
出演:堤真一 / 尾野真千子 / ナオト・インティライミ / 菜々緒 / 玉木宏

日本で事業に失敗し、バリで死に場所を探す祥子
そこでガラの悪い大富豪なアニキと出会い・・・

タイトルだけをみるとバリを舞台に美しい自然うんぬんなヒューマンドラマな作品みたいな印象だけど、めちゃくちゃドタバタコメディですね
アニキのキャラを堪能する、ってのは言うまでもないけどアニキとテルちゃんの序盤の顔芸合戦がおもしろくてしょうがない
基本的にバカ騒ぎなコメディで笑わせてもらえるんですが、ちょっとアニキの金をばらまくような行動にやっぱり負の感情がわいてくるのが押さえられませんでした

人生に見切りをつけた主人公が異国の地で破天荒なキャラと出会うことで、自分を見つめなおして立ち直っていくっていうパターンですね
まあ、話うんぬんよりアニキとヒロインの掛け合いやらのキャラ祭りを楽しもうっていう内容かもしれん
途中乱入なKY杉田も良い味してるし、そんな個性豊かな登場人物をみているだけでも愉快

アニキの行動原理や名言(?)は魅力にあふれ、それはそれでいいんですが「縁で回ってる」と言いつつ、なんか金で縁をバラマいてる感が個人的にして気になった
特にテルちゃんがアニキ化してきてから、ふたりの顔芸の楽しみがなくなり、バカ騒ぎよりアニキの金の使い方が引っかかりまくる
うがった見方かもしれんけど、けっきょくは金で縁を買ってるんじゃねえの、と

ラストでちょっとはそんな部分も解消するものの、テルちゃんとの別れ際の金のやりとりで再びもやもやした気持ちが再燃
まあ、そんなことは気にせず、気にすることじたいが私が人間的にアレなんだって思えば良質なコメディとしておもしろかったですね

個人的評価:75点
オススメ度:アニキが偽善者だと思う自分がアレなのか




神様はバリにいる 予告

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