監督:ティム・バートン
出演:エイミー・アダムス / クリストフ・ワルツ / ダニー・ヒューストン / ジョン・ポリト / クリステン・リッター / ジェイソン・シュワルツマン / テレンス・スタンプ
男性優位な時代のアメリカ、画家のマーガレットは夫と別居して幼い娘をかかえ仕事をさがしていた
そんなある日、画を売っていたウォルターと出会いひかれていくのだった
アーティスト特有の病んでる世界をファンタジックに描いていくと思いきや、けっこうコミカルなテイストで楽な感じで観ていられました
追いつめられていくマーガレットを息苦しい思いで見守っていなくちゃならん重い雰囲気なテイストなのは助かった
というかマーガレットよりウォルターに惹かれざるえない
元夫に悩まされて娘を抱えて再出発しようとした矢先、引っかかった男がまたクズ野郎だった、とかみ砕いて言えばそんな内容
とにもかくにもウォルターのクズっぷりが暴走していく様がおもしろい
画家として妻として母としてマーガレットが病んでいく姿以上に、このウォルターさんの存在が強烈になっていきますね
夫婦関係がどろっどろになっていって、ウォルターがどんどんぶっこわれていくにつれて、どこか滑稽な印象が強くなってくるから観ていて疲れない
話じたいはどんどん深みにはまっていく重い流れなんだけど、反比例してコミカルな色が強くなっていく雰囲気が個人的に好み
ただ、どんどん魅力を増していくウォルターに対して、マーガレットの存在が作品的に弱くパッとしないものになっていく感じがするのがもったいないかな
強烈な個性のぶつかり合いっていうか、むき出しの感情暴走合戦な掛け合いが見たかった気がします
個人的評価:80点
オススメ度:ここまでクズ男側に惹かれるとは
ビッグ・アイズ 予告
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