監督:アリー・ポジン
出演:アネット・ベニング / エド・ハリス / ロビン・ウィリアムズ / ジェス・ワイクスラー / エイミー・ブレネマン
30年連れ添った愛する夫を事故で亡くしたニッキー
事故から5年経っても引きずっている中、そんな夫とうりふたつな男トムと出会う
中高年のロマンス、いわゆる大人の恋愛模様ってやつなんですが、小難しい部分がなくて分かりやすい内容で楽しめました
けっしてハッピーな内容ではないけど、鑑賞後にどこか「良かったな」と心を洗い流された気分に
展開としては先が読める部分はあるけど、そこは名優の演技で安易さなんかは打ち消されている感じですね
今でも愛情を引きずっている死んだ夫とふりふたつな男に出会い、いい関係になっていく熟年カップル
だけど、なかなか死んだ夫と同じ姿っていうのを言い出せない・・・っていう中でのロマンスもの
ちょっとずつニッキーの嘘が外壁部分からトムにバレ、そのつど嘘を重ねたりとぼけたり大人として飲み込んだりしつつ問題を乗り越えていく、という流れ
ニッキーの隣人やら娘やら死んだ夫を知る存在が近くにある中で、トムとの関係がどんどん深まっていく危うさがおもしろい
いつすべてがバレるのか、その時どうなってしまうのか、ということのほか、ニッキーがトムをどう想っているのかっていうところが作品の求心力になっていて飽きさせない
なんだかんだで色々と事情のあるニッキーとトムが、見た感じは幸せになっていくけど、比例して不安感がつのっていく感じがいいですね
ラスト、この終わり方へのもって行き方も個人的によかった
愛の肖像でグッときて、ラストカットをむかえ、鑑賞後にふたりの関係の顛末について思い巡らされる
だけどホントに分かりやすいよう、観客をうまく導いてくれるオチなんでスッキリした気持ちで席を立てる作品でした
個人的評価:90点
オススメ度:後ろ姿のシャツの襟が立ってたりそうでなかったり、細かいかもしれんが気になるわ
フェイス・オブ・ラブ 予告
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