監督:ベネット・ミラー
出演:スティーブ・カレル / チャニング・テイタム / マーク・ラファロ / バネッサ・レッドグレーブ / シエナ・ミラー / アンソニー・マイケル・ホール / ガイ・ボイド / デイブ・ベネット
ロス五輪のレスリング金メダリスト、マーク
ある日、デュポン財閥のマークに呼び出され、彼のもとでトレーニングすることになる
なんか最近ちょっと多い気がする「事実をもとにした物語」、これもそんな作品ですね
当時の報道されていた記憶がなんとなくあるような、ないようなあいまいさの中で鑑賞
わりと静かなトーンの雰囲気の中、登場人物の浮き沈みっぷりを堪能できました
まあ、しょうじき地味だし、すごい魅力がある映画ではないけど、人の感情の推移が分かりやすくて楽しめる
金メダリストなのにアメリカでのレスリングの不遇によって惨めさを感じてるマークさん
そこへ金持ちジョンから誘いがきて金銭面も環境面も期待以上のものになったけど・・・
という中で、それぞれの登場人物がいつわりのもろい絆に気づいたり気づかないフリをしたりして、一喜一憂もんもんとしていく話ですね
マークとデイヴの兄弟の間、そしてジョンと母親の間にあるものを基本に、マーク、デイヴ、ジョンの三人が引かれあったり拒絶しあったりする姿が分かりやすいくらい顔と態度に出ているので難解さはない
誰が悪いのかうんぬんより、どうすればよかったのかという部分を考えて観ているのが楽しい
ただ、キャストのせいなのかなんなのか判断しづらいけど、じゃっかん重厚さが足りないような気がしないでもない
ようするに「映画でやるほどのものか?」という考えがちらつくんですよね
個人的評価:70点
オススメ度:マーク、デイヴ、ジョン、誰かに完全に視点をしぼった方がいいんじゃなかろうか
フォックスキャッチャー 予告
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