2015年2月2日月曜日

エクソダス:神と王 (2014/米)

監督:リドリー・スコット
出演:クリスチャン・ベール / ジョエル・エドガートン / ジョン・タトゥーロ / アーロン・ポール / ベン・メンデルソーン / シガニー・ウィーバー / ベン・キングズレー / マリア・バルベルデ / インディラ・バルマ / ゴルシフテ・ファラハニ / ヒアム・アッバス / アンドリュー・ターベット / ダール・サリム

古代エジプト、将軍であるモーゼは王のラムセスとは兄弟のように育った仲であった
しかしある日、モーゼは当時奴隷扱いされていたヘブライ人であると出生を知られ、エジプトを追放されてしまう

モーゼについてのエピソードは知らない、といういつもの通りのにわか知識のままに鑑賞しましたが、なんというか、バトル中心な戦記ものじゃなかったのね
最初の戦いのノリで、兄弟同然に育ったふたりがやがて敵と味方に分かれて剣を交える戦争へ、っていう内容かと思ってたんで
おそらくモーゼについての物語を忠実に描きつつ派手な映像技術で華を添えた、という感じなのかな
個人的にはもっと新解釈でもいいから娯楽に特化したバトルが観たかった

話的にはエジプトを追放されたモーゼが信仰に目覚めて、エジプトからヘブライ人を解放しようと軍を組織しようとしたら、なんか急に神様がキレてエジプトに災いラッシュをかけだした、みたいな
ようするにモーゼがやる気だして立ち上がったとたん、なか神様もやる気だしちゃって、けっきょくモーゼがなにするまでもなく災いの連鎖でエジプトが疲弊していく
それまで観ていて中途半端にモーゼに感情移入してたもんだから、観客サイドとしても神様の天罰無双をぼけーっと見てるだけの傍観者に追いやられます

派手で迫力のある映像は堪能できるけど、やっぱり神様の全自動淘汰っぷりにむずむずする
せっかくモーゼがヘブライ人を鍛えはじめたんだから、史実や物語と違ってもラムセスとバトってほしかったわあ
で、神様は演出担当でちょいちょい力を小出しするバックアップ要員な感じでいてくれればね

そんなこんなで思ってた以上にゴッド要素が大きすぎて、なんとも人間は振り回されてばかりなもやもや感を引きずってしまうのは私の信仰が足りないせいなんですかね

個人的評価:70点
オススメ度:衣装や小道具、美術的なものはえらくかっこよくて素敵




エクソダス:神と王 予告

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