2015年2月16日月曜日

悼む人 (2015/日)

監督:堤幸彦
出演:高良健吾 / 石田ゆり子 / 井浦新 / 貫地谷しほり / 山本裕典 / 麻生祐未 / 山崎一 / 戸田恵子 / 秋山菜津子 / 平田満 / 椎名桔平 / 大竹しのぶ

死んだ人の記事を調べ、全国で悼む旅をしている静人
道中で自分を殺してくれる人を探す女の奈義と出会い、ともに旅をすることになる

生きること、死ぬこと、悼むこと、愛すること、そんなことについてどう思うよ?ってことなんだろうけど、ちょっと考えるのがめんどくさくなる作品でした
上記の基本要素に加えて静人の周りの登場人物の話も加わってきて、重いというか詰め込みすぎな気がする
いくつかのエピソードがちりばめられているので、退屈することはないんだけど、全体的にぼやけてる印象

色々あって死者を悼む旅をしている静人さん、そこに死を望む女がパーティに加わることでお互いにちょっとずつ変化が訪れる
という旅での話と奈義のエピソードに加えて、蒔野のエピソードや静人の母のエピソード、さらに細々とした話が折り重なってけっこうカオス
だけど不思議と分かりづらさはないので混乱することはない

ただやっぱりテーマとして中心にどんと構える部分がぼんやりしてる感は否めないかも
生と死、悼みと愛、男と女、親と子、静人の成長、見所がありすぎても逆に困る
さらに静人の母と奈義の存在感の大きすぎっぷりもあって、けっきょく作品として何が伝えたかったのか、という部分を考えるのがめんどくさくなる

なんだかんだ、ようするに何かしらの答えは観た人にゆだねる系なんだろうね、と個人的にテキトーに納得しておくことにします

個人的評価:75点
オススメ度:主人公周りの登場人物、特に大竹さんの印象が強すぎて誰が主人公やら




悼む人 予告

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