2013年8月30日金曜日

シリアル・ママ (1994/米)

監督:ジョン・ウォーターズ
出演:キャスリーン・ターナー / リッキー・レイク / サム・ウォーターストン / マシュー・リラード / メアリー・ジョー・キャトレット / ジャスティン・ウェイリン / パトリシア・デュノック / ミンク・ストール / スザンヌ・ソマーズ / スコット・モーガン / ウォルト・マクファーソン

サトフィン家は明るい母親のもと、ごくごく普通な平凡家族・・・に見えた
しかし、ママのビバリーはキレると危ないとんでもない性格で・・・

好きな映画監督は誰ですか、と聞かれたら「邦画なら塚本晋也、洋画ならジョン・ウォーターズ」と個人的に答えざるえない
ってなわけで、最近になってやっとDVD(ブルーレイ)化してくれたこの作品を観なおすことに
VHS版を大事に保管してましたが、ブルーレイ版を購入してとりあえず現状では将来的な保存の意味でひと安心ですね
まあ、しょうじき映像的にはDVDでじゅうぶんな気がしないでもないけど、そこはお布施ということで

日常生活においてちょっとしたストレスでも異常なまでにキレるビバリー
最初こそ隣人に対する(それでもいきすぎた)イタズラていどだったのだが、ある日、とうとう許せない要素の畳みかけにあって殺人をおかしてしまう
だけど悪びれる様子もなく、その後もたびたびキレるビバリーに警察の目が光りはじめ・・・という内容
基本的にはキレてははっちゃけたり、ぶっ殺したりするママをブラックに描くコメディ
警察に追われようがなんだろうがマイペースでキレまくるママの様子を楽しむ作品ですね

とにもかくにもママのキャラがどんどん素敵に輝いていき、明らかに悪人キャラなのに「もっとやってしまえ」と背徳的に応援したくならざるえない
警察に追われてようが、決定的な証拠をつかまれようが、周りから殺人鬼と後ろ指さされまくられようが、気に食わないことにはガマンならねえ、ってんで殺しにハッスルする主人公のためのキャラ映画と言えなくもないかも

個人的にパトカーが金魚の糞のようについてまわったり、アニーのシーンとか、裁判所での家族の態度(判決後の態度もふくめ)とかがツボで、ホントにいま観てもすっごいおもしろいわあ
この作品こそ今、もっとぶっとんだ感じでリメイクしてほしい一本ですね
なかなか洋画のコメディ作品のファンって少ないかもしれないけど、コメディ好きならおさえておいて損はない映画だ、と監督のファンとして盲目的に叫ばざるえない

個人的評価:90点
オススメ度:シートベルトをなにげにめちゃめちゃ気にしてるママが素敵です




シリアル・ママ 予告


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