監督:デビッド・エアー
出演:ジェイク・ギレンホール / マイケル・ペーニャ / アナ・ケンドリック / ナタリー・マルティネス / ハイメ・フィッツシモンズ / フランク・グリロ / デビッド・ハーバー / アメリカ・フェレーラ / モーリス・コンプト / ヤヒラ・“フラキス”・ガルシアララ / クレ・スローン
ロス市警のテイラーとザヴァラ
コンビで街を巡回する中、今日も様々な事件の報せが入ってくる
テイラーがビデオを手に日々の警官の行動を記録する目的で撮っている、という記録映像風の作り
とはいえ一人称ってわけでもなく、そこは臨機応変にハンディカメラ撮影という部分だけは共通させつつ視点はころころと変わる
ドキュメンタリー風といった方が近い感じの作品ですね
なんてことはないふたりのダベり、人並みな幸せのプライベート、不真面目な職務態度、でもやる時はやる警官としての顔、そんな普通のロス市警の警官たちの日常ドラマなだけなんだけど不思議に心に残る映画でしたね
いつものように街をパトカーで巡回しつつ、犯罪や要請の報せを受けては現場に急行するテイラーとザヴァラ
プライベートも含めて兄弟と公言する絆で結ばれたふたりは、日々の事件を処理するうちにある大きな影に触れてしまっていた・・・
内容としては大小様々な事件に立ち向かうふたりの警官って感じで、メインストーリーとなる事件を軸に他の事件が肉付けされています
そこにプライベートや、なんてことはない警官としての仕事(暇つぶし)っぷりも描きつつ話は進んでいく
無駄話してるふたりと実際の犯罪なんかに立ち向かうふたりのオンオフの描き方がおもしろく、どうでもいい日常を描いてたかと思いきや次の瞬間にはガツンと頭を殴られるような事件に遭遇する強弱の付け方がいいですね
しかもなにげないシーンでも「なにかいきなり不穏な空気になりそう」という緊張感が底辺に流れていて飽きることがなく観ていられる
唯一の不満点は銃撃に対する主人公補正
さすがに「あんだけ撃たれてそんなもんかよ」と誰もが感じる・・・と思う
盛り上がるクライマックスから、「ほう」となるラスト、そして締めのシーンのチョイスまでよくできてる映画だとハートに響く一本でした
個人的評価:95点
オススメ度:メキシコこわい
エンド・オブ・ウォッチ 予告
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