監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パイン / ザッカリー・クイント / ゾーイ・サルダナ / ベネディクト・カンバーバッチ / ジョン・チョウ / サイモン・ペグ / カール・アーバン / ピーター・ウェラー / アリス・イヴ / ブルース・グリーンウッド / アントン・イェルチン / ノエル・クラーク / ナズニーン・コントラクター / アマンダ・フォアマン / ディープ・ロイ / クリス・ヘムズワース / ジェニファー・モリソン / レナード・ニモイ
任務は成功させるものの数々の規約破りにより艦を降ろされるカーク
そんなおり、謎の人物による連邦艦隊施設の爆破事件がおこり・・・
人類最大の弱点は、愛だ
みたいにあおってはいるけど・・・まあ、「愛」がテーマになってるような感じはしないでもないけど、ちょっとこのキャッチは違うんじゃないかなあ
個人的な感想として、すべてを観おわったあとで言うなら、なにかしらテーマは設定されてるんだろうけどことごとく描ききれてないゆえに核となる部分がブレてる印象
しょうじき前作のような作品じたいと扱うテーマの融合みたいな完成度はない
ジョン・ハリソンのおこしたテロ
追跡任務を提督に直訴するカークは、犯人の逃亡先であるクリンゴンの星に向かう
時に連邦とクリンゴンのあいだは一触即発の状況下、困難な条件の中で任務を遂行することになる
という展開(意図してじゃっかんネタバレ回避はしてます)ですが、ジョンさんが言うほど「愛」を弱点として利用してる感がないんですよね
「愛」というか「情」を、いや、主人公であるカークの性格を利用してるっていう感じが強いかもしれません
話的に風呂敷がどんどん広がっていく中盤までは非常におもしろいんだけど、途中から明らかに流れがおかしくなってきて「これ、ちゃんとスッキリ終わるように収束してくれるのか?」と不安になってくる
で、結局その不安は不安のままに、なんともいえない煮えきらない結末にモヤモヤ感だけが残りました
ジョンさんのキャラ、カークに迫る陰謀、スポックとの友情・・・すべてが散漫な感じ
とりわけクリンゴン関連のことは「なかったこと」にしちゃったのかなあ
映像としての画面の派手さはパワーアップしてるけど、ちょっと3D部分に気を取られすぎて肝心の内容がおろそかになっちゃった作品の典型かもしれません
個人的に「これは大艦隊戦」がくる・・・!と途中まで期待してたのに、けっきょく人が飛んだり跳ねたり撃ちあったり殴りあったりするシーンばっかりだったのも残念な感じの一本でした
個人的評価:75点
オススメ度:マジでもっと兵器対兵器の戦いが観たいわあ
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