2013年8月19日月曜日

ワールド・ウォーZ (2013/米)

監督:マーク・フォースター
出演:ブラッド・ピット / ミレイユ・イーノス / ダニエラ・ケルテス / ファナ・モコエナ / アビゲイル・ハーグローブ / スターリング・ジェリンズ / ジェームズ・バッジ・デイル / マシュー・フォックス / デビッド・モース

世界中に蔓延するウィルス性のゾンビ化してしまう伝染病
家族を安全な場所に置くことを条件に、ジェリーは伝染病の調査をすることに

とりあえず金に糸目はつけねえから、低予算アイディア勝負な現在のゾンビ映画じゃないもんを作ろうぜ
みたいなノリで制作されたかどうかは知らんけど、とりあえず低予算アイディア勝負なゾンビ映画の枠はみごとにぶち破ってますね
ええ、予算をかけたノーアイディアなありきたりゾンビ映画がよく撮れてます・・・皮肉的な意味で

その兆候はあったものの対岸の火事だったウィルスの感染ニュースも、いよいよもって大事&手遅れな状態になってやっと人々はその重大さに気づく
世界に広がるゾンビ化、もはや安全な場所はほとんどない状況下、その感染の根本となるものを調査して事態を収拾すべく主人公たちの任務が開始される、というお話
キャスティングや映像をみれば一目瞭然、かなりの予算が組まれて作られた正統ゾンビ映画ですね

正統、と言えばよく聞こえるけど、しょうじきありきたりといった方が正しいかもしれません
予算はないけどアイディア勝負、の真逆を行く勇気はいいけどあまりにゾンビ映画としての核となる部分が普通すぎるかなあ
「28週後」以前に作られていれば「おお、すっげ!新しいゾンビ映画だぜ!」と興奮できたかもしれんけど、「バイオハザード」シリーズとかも撮られている今、そんなに目新しさはない

市街、軍施設、その他のいろいろな場面で次々とゾンビとの戦い(サバイバル)が描かれていて、ゾンビものの総合デパートなノリの作風は楽しい
ただそれぞれのシーンでの展開的に「ここでゾンビが襲ってきたらヤバイ」という最悪のパターンにおちいってあたふた、という繰り返しなのはどうかな
オチにしてみても「そこまで既存のゾンビものを踏襲しなくても」と言わざるえない
そんな感じで画面的には派手だし、ゾンビ映画としては普通におもしろい
そんな派手さでも「どこかでみたことがある」という部分が隠しきれてないのがちょっとアレかもしれない一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:G的な意味でのZだったんか




ワールド・ウォーZ 予告

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