監督:オリバー・ヒルシュビーゲル
出演:ナオミ・ワッツ / ナビーン・アンドリュース / ダグラス・ホッジ / ジェラルディン・ジェームズ / チャールズ・エドワーズ / キャス・アンバー / ジュリエット・スティーブンソン
チャールズ皇太子との別居が話題になっているダイアナ妃
そんなある日、ダイアナは魅力的な心臓外科医と出会い・・・
王室のどろどろした部分やらをからめつつ、素顔的なところをドラマとして描いた映画かな、と思ってたらなんともオーソドックスな立場のある主人公のロマンスものでした
超セレブな暮らしをしてきた女と、けっこう庶民派なところがある男の恋模様みたいな感じですね
有名人ゆえにその恋路には障害がつきもので、そこら辺で恋人とすったもんだありつつ「やっぱり愛してる」みたいな・・・まあ、ホントによくある話のダイアナ主人公版
チャールズ皇太子と別居し、運命的に出会った心臓外科医と恋におちるダイアナ
世界の人々を相手にした務めを自分なりにしていく中、プライベートでは少女のような恋に安らぎを感じていくさまを描く、と
世界の誰もが知っている女性としての顔と、ひとりの女としてちょっと天然が入った恋の様子をドラマにしてるのはおもしろい
だけど、なんていうか全体的に淡泊な印象は否めないかな
とりあえず妃としての世界に向けて働きかけていくパートが思った以上に描写的に補足ていどしかないのが気になりました
ダイアナとか超有名人なんだから、この映画を観るんだったら公の顔は知ってて当たり前だろという制作スタンスなのかもしれませんね
ゆえにあまり知識がないとプライベート部分とのギャップをあまり楽しめないどころか、この作品じたいに魅力を感じることができないかもしれません
あと肝心の恋愛パートもなんか中途半端
情熱的で本格的な男と女のロマンスに徹しているっていうでもなく、かといってコミカルに描いてるでもなく、なんかどっちつかずな感じで総じて淡々と恋愛要素を消化してるっていう印象を受けました
個人的にはもっとプライベート部分をコミカルにして、世界のダイアナという常識としてみんな知ってるだろう部分ももっと丁寧に描けばひとつの作品の世界観として完成したんじゃなかろうか、と思わざるえない
主人公のダイアナとしての演技だけが良かった感じなそんな一本でした
個人的評価:70点
オススメ度:皇太子とかパパラッチの部分を思ったよりつっこんで描いてないのも物足りない
ダイアナ 予告
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