監督:阪本順治
出演:佐藤浩市 / 香取慎吾 / 森山未來 / 観月ありさ / 石橋蓮司 / 豊川悦司 / 寺島進 / 三浦誠己 / 岸部一徳 / オダギリジョー / ユ・ジテ / ヴィンセント・ギャロ / 仲代達矢
旧日本軍によって隠された莫大な金塊M資金を融資するという詐欺をはたらいていた真舟
しかし、そんな彼に本当にM資金を有する財団からコンタクトがあり…
上映開始のだいぶ前からバンバンCMを流し、これが今の日本映画界における大作っぽい印象を与えてるけど、実際にこれを撮った人にとってそれは本望だったのかな
私の周りにも「邦画とか洋画に比べて迫力ないし、つまんないから観ない」って人がいるんですが、そりゃこんな映画に引っかかって「これが邦画」だと思い込んで観ちゃったらそうも思うわな
ただでさえ一般的に映画館まで足を運ぶ人はそう多くないだろうし、たまの休日に大切な人や家族と「いまCMでけっこう流れてるから面白いのかな?」とこの作品をチョイスしようものなら邦画嫌いにもならざるえないでしょうね
もう、ホント、それくらいひどい
時価10兆円の隠し資産であるM資金
それを運用する財団の内輪もめに巻き込まれた詐欺師の真舟は、その詐欺テクニックで10兆円をだましとってほしいと謎の男から持ちかけられる
という流れから、天才詐欺師が口八丁手八丁で世界的な巨大財団を相手に頭脳戦を…というマネーゲームものかと思ってたんですが、ね…
なんというか実際の内容はしょうじき支離滅裂で、どうしようもなくしょぼいアクションとコント演技で投げやりに作られてる「よく分からん話」な作品です
ホントに言い過ぎでもなんでもなく、どこのシーンを切り取ってみても画面的な安っぽさが隠しきれなくてコントにしかみえない
やる気のかけらも見えない外国人エキストラ、凄みのまったく伝わってこない財団、加えて日本人の役者さんの中にも「そりゃねえよ」って演技をする人が…
莫大な金、世界をマネーゲームで牛耳る凄い財団、という設定だけで大作を気取った中身のまったくないストーリーとか、「なんで今、こんな展開になってんの?」と話の流れが分からない
どうでもいい所で名のある役者さんを使ったり、配役にも謎が多い
けっこうクソ映画に耐久性はある方だと自認してたけど、「ああ、はやく終わんねえかな」と心の底から本気で思ってしまった一本でした
個人的評価:20点
オススメ度:ぜったい命を狙われるだろ、というキャラをスルーしてくれる財団の謎殺人基準
人類資金 予告
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