監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジュード・ロウ / ルーニー・マーラ / キャサリン・ゼタ・ジョーンズ / チャニング・テイタム / アン・ダウド / ヴィネッサ・ショー / カルメン・ペラエス / マリン・アイルランド / ポリー・ドレイパー / ジェームズ・マルティネス / メイミー・ガマー / ケイティ・ロウズ / デヴィッド・コスタビル
出所した夫をむかえた妻のエミリーは、ある時、急に車を発進させ壁に突っ込ませてしまう
彼女を看た精神科医のジョンは相談に乗るとともに鬱の薬を処方するが、副作用の問題が起こり・・・
前半、中盤、後半と観る場面によってホントに作品の印象が異なる
なんていうか作り手の手のひらの上でうまく転がらされてる感が心地よい、個人的にそう感じずにいられない珍しい作品でしたね
かなり楽しめたゆえにしょうじきあまり深く書きたくない、そんなもどかしさでいっぱいです
出所してきた夫と幸せな暮らしがもどるかと思われたが、妻のエミリーに唐突に精神的な不安定さがあらわれてしまう
彼女のセラピーを受け持つこととなった精神科医のジョンは、過去にもエミリーは鬱の状態にあったことを知り、薬を処方していく
そんな薬を飲みつつ、夫の社会復帰へ協力するためにがんばるエミリーだったが、症状は悪化していき同時に薬の副作用にも悩まされる日々が続いてしまう
と、まあ、そんな話だってことでひとつ
ストーリー的にはこれ以上は語らない方が楽しめると思います
たいがいこういった作品では抽象的なラストを臭わす、「指針はしめすけどあとは観た人が判断すれば?」エンドになりがちだけど、この映画ではちゃんと最後まで描ききってるからおもしろい
途中途中で「ああ、そういう展開ね。じゃあ、あんな感じで終わるのかな」と予想していると、その先その先ときちんと描いてくれて、広げた風呂敷を店にでも並べるのかってくらいきちんとたたんでくれたのがうれしい
昨今の同じ系統の映画だと、けっこうちゃんと終わらせない打ち切るようなオチが多い中、きちんと最後まで語り尽くして作ってくれると逆に新鮮ですね
まあ、そんな感じでとりあえず「騙されたと思って観てみればいい」としか言いようのない一本でしたね
個人的評価:95点
オススメ度:自信ある自覚にみちみちてるわ
サイド・エフェクト 予告
※できるなら、この予告を見ずに本編を鑑賞することを個人的に”強く”おすすめします。
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