出演:柳ユーレイ / 白島靖代 / 石橋けい / 根岸季衣 / 大杉漣 / 菊池孝典 / 高橋明 / サブ
映画監督デビュー作に力を入れる村井
撮影した分の映像をチェックしていると、撮った覚えのないシーンが映し出され…
映画の中には、その時、その時代に観るのが一番おもしろい作品ってのがある…そう痛感した一本でした
特に邦画ではよくある感じで、その時代に作品に興味がある人たちといっしょに観て盛り上がる分には楽しめるけど、旬をすぎるとちょっと、ねっていう映画
この作品は「一周して逆に新鮮だった」という印象を抱くにはまだ寝かしたりなかったかな
フィルムに映し出された奇妙な映像
昔の未現像のフィルムが混ざっていて、そこに重ね撮りしたせいだと分かるんだけど、徐々に監督やスタジオの周りで奇妙な現象が起こり始め…という内容
とりあえず「さりげなく、いる」ってのが怖さを感じるポイントで、比較的に淡々としてます
びっくり系でもないし、しめつけるような緊張感系でもない、得体のしれないナニかがコッソリいる系
作られた時期も時期ゆえにJホラーであるという一点集中で特化されてる内容で、キャラやストーリーに深みはいっさいありません
「けっきょくあの登場人物の背景には何があったの?」「監督の過去と怪奇現象のつながりって?」という点の解決を期待して観てたけど、えらく消化不良なまま「それっぽい雰囲気でお茶を濁しました」みたいなエンディング
お化け屋敷ありきの後付けキャラとストーリー、みたいなね
あと、映画制作現場が舞台だってのは分かるけど、専門用語(?)みたいなのが多すぎじゃないッスかね
当時に観たらそうとう怖いと思えたかもしれませんが、個人的に今になって観てもあんまり怖さが感じられなかったですね
怖い、というだけがウリの作品だけにそこが弱く感じちゃうと、なんともいえない物足りなさしか残らない内容かもしれません
個人的評価:60点
オススメ度:柳ユーレイの大仰な演技は痛々しい
女優霊 予告
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