出演:ダニエル・ラドクリフ / エマ・ワトソン / ルパート・グリント / ロビー・コルトレーン / ヘレナ・ボナム・カーター / レイフ・ファインズ / マイケル・ガンボン / ロバート・ハーディ / アラン・リックマン / イメルダ・スタウントン / ケイティ・リョン / ブレンダン・グリーソン / ジョージ・ハリス / ゲイリー・オールドマン / デヴィッド・シューリス / リチャード・グリフィス / ロバート・パティンソン / ナタリア・テナ / ジェラルディン・サマービル / エイドリアン・ローリンズ / ジュリー・ウォルターズ / ジェイソン・アイザックス / キャスリン・ハンター / フィオナ・ショー / マギー・スミス / エマ・トンプソン
学校の外で、しかも普通の人間の目の前で魔法を使ったハリーは魔法省の尋問を受ける
そのことからホグワーツに魔法省の監視ともいえる先生が配属になり、その指導という名の支配は徐々に拡大していく
ぶっちゃけいいかげんにハリー・ポッターにも飽きて・・・いや、なんでもない
そんなわけで第何作目かアレだけど前作の続きです
雰囲気的には完全にダークファンタジーな少年ヒーローものになりつつあり、初期の完全子供向けな空気がなくなってますね
軽い笑いの要素はあってもキャッキャ喜ぶ感じではなく、アハハといったホントにライトな笑いスポットのみ
話的には復活したヴォルデモートに備えようとするハリーとホグワーツの一部の人たちだけど、復活を信じようとしない魔法省によりハリーは嘘つき扱いされる
学校内でもハリーを信じる者とそうでない者が二分され、とうのハリーもヴォルデモートとのつながりや間近に見た人の死、そして人間関係に苦悩の日々が続く
そんなところにあからさまに学校乗っ取りにきたとしか思えない、魔法省からきた新任教師のいじわるババアが現れてさらに悩みの種が増えて・・・という感じ
要するにヴォルデモート側が本格的な行動に備えてる間、ハリーたち邪魔者の力をつけさせないために内紛の罠がしかけられたってところですかね
前作よりじゃっかんテンポをゆるめてドラマ部分をしっかり描こうとしてるのはよかった
それでもかなり早足でシナリオの箇条書きっぽい印象は否めませんが
これはいつも通りですが、ストーリーとしての展開のひとつひとつは盛り上がる要素があるしCGによる迫力もじゅうぶん
シーンを切り取ってみればかなりおもしろいんですが、尺とテンポの都合からやっぱり個々の場面に重みがない
これもいつも通り有名原作ゆえの極端になりすぎない平均的な作りにする無難さゆえに仕方がない、というのはわかりますが
あとは今作でも新キャラがでてくるわけですが、やっぱり脇のキャラたちの掘り下げが足りない感じが強い
いよいよキャラが出そろったのか、光と闇の軍団の対決・・・の前哨戦がはじまり、シリーズとしても最後にむけた序章みたいな感じになってましたね
こういうシリーズものだからこそできる歴代キャラたちが結集した戦いってのは盛り上がるな、と思った一本でした
個人的評価:70点
オススメ度:いまだに世界観がよく分かってない、なんて恥ずかしくて言えない
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