2011年7月31日日曜日

SAW (2004/米)

監督:ジェームズ・ワン
出演:ケーリー・エルウェス / リー・ワネル / ダニー・グローヴァー / モニカ・ポッター / トビン・ベル / ケン・レオン / ディナ・メイヤー / ショウニー・スミス / マイケル・エマーソン / マッケンジー・ヴェガ / ベニート・マルティネス







見知らぬ部屋で気がついた二人の男、アダムとゴードン
二人は足を鎖でつながれ、その部屋の真ん中には誰とも知れぬ男の死体があり…

有名なのに一作も観てないにわかさんシリーズ
というわけでその存在も知ってたし、たぶんおもしろいだろうってのも分かってた
しかもけっこうオススメの声も聞いてたにもかかわらず、なぜか今まで観てなかったんですよね
そんな積みDVDでしたが、どうせならってんでファイナルまで手元にそろえたんでいよいよ積みDVD崩しにかかろう…というわけです

まあ、ストーリーもクソもない感じで、どこか分からない密室に男ふたりと死体いっちょうというシチュエーションで、いったい何がおこってるんだハゲ、と説明するまでもなくたいがいの人が知ってるお話ですね
個人的に限定空間&限定キャラで延々つづくシチュエーションものかと思ってたんですが、序盤から話が広がっていって意外でした
お互いがお互いを殺さないとどうにもならない極限状態のゲームの中、探り合いだまし合いしながらうんぬんという感じかと思ってたらそうでもなくて、ちゃんと密室の外の話も絡んでくるのはおもしろかった
あとはもっとグログロでろ~んな痛い描写満載な感じかと思ってたけど、これもそうでもなかったですね
うん、グロさ加減はちょっと物足りなかったかな

話が進むにつれて「こいつが怪しい」「でも実はこいつが一番あやしい」と作中で展開するにあわせて「うんうん、ほうほう」と、ことの成り行きを観てるのがすごい楽しい
出てくるキャラほぼすべてに意味があって、スポットをあびては「でも実は…」と描かれるやり方は個人的に大好物です
まあ、でもちょっと綿密にくみ上げられたパズルが完成していくって表現より、メンコをバシーンバシーンってたたき付けられて「そうきたかー」といったパワープレイっぽい謎解きだった印象が強い

とりあえず一番いいな、と思ったのは作品として一応はまとまってる点ですね
ストーリー的には完全に気持ちよく終わってるとは言えないけど、作品としてはちゃんとまとまっていて大ざっぱにだけど広げられた風呂敷はたたまれてる感がいい
全体的にダレずに最後まで緊張感が続くし、なにより「~ものかな?」という先入観を廃してくれるわりとありそうでなかった一本でした

個人的評価:90点
オススメ度:おっさんゲーマーの鑑だね?




SAW 予告


ソウ 【廉価版1,890円】 [DVD]
角川映画 (2009-10-23)
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