2011年7月4日月曜日

心霊写真 (2004/タイ)

監督:パークプム・ウォンプム / バンジョン・ピサヤタナクーン
出演:アナンダ・エヴァリンハム / ナッターウィーラヌット・トーンミー / アチタ・シカマーナー / ウノップ・チャンパイブール








友人の結婚式の帰り道、タンは彼女の運転で車を走らせていた
その道すがら人をはねてしまい、動揺したタンはひき逃げを決め込むことにするが、それから徐々に彼の身の回りでおかしな現象が起き始め…

夏だ!ホラーだ!タイ映画だ!
ってわけで、なんか日本のホラー映画っぽいタイの作品、トムヤムクンJホラーな一本
いやいや、こうなんか小馬鹿にしたような書き出しですが、これ普通におもしろ怖いですよ
さんざん言われてるけどJホラーのパクリのような既視感が全編ありありとしてるけど、よく言えばJホラーの基本に忠実な作品ってことで
しょうじきそこらのアイディア勝負しようとして、けっきょく暴投になってる日本産の派生くされJホラーなんかより数倍はおもしろいですね

ストーリー的にはひき逃げこいたタンくんが仕事であるカメラマン関係のアレでナニしたら、撮った写真が心霊写真になってんじゃねえかよ、って感じ
さらに普段の生活でもプチ怪奇現象がおこっちゃってさあ大変、と
ちょい出し寸止めのびっくり系ホラーで、個人的にはこういう「わ!」ってくるのに弱いんです
「くるんだろ?分かってる、分かってるから」→ドーン!→「おいいぃ…!?」の繰り返しを独りで堪能しました
いや、さすがに口には出しませんでしたが、ガチで心の中でつぶやき&叫びはしてましたね

展開的には目新しいものはないオーソドックスなJホラーで、発端→おぼろげな答え→ルーツをだどる→解決したかにみえたが…→ホントの真相解明という流れ
変に奇をてらわないオーソドックスな展開ゆえに安心して観られるし、それでいて丁寧に作ってあるので楽しめます
どっか別の映画で観たような既視感をおぼえるのは仕方ないけど、それをふまえても良い意味で「普通におもしろい」作品でした

個人的評価:70点
オススメ度:日本版パッケージの素敵なネタバレっぷり




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