2011年7月24日日曜日

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (2011/英・米)

監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ / ルパート・グリント / エマ・ワトソン / レイフ・ファインズ / ヘレナ・ボナム・カーター / ジェイミー・キャンベル・バウアー / ロビー・コルトレーン / トム・フェルトン / ブレンダン・グリーソン / リチャード・グリフィス / ジョン・ハート / ジェイソン・アイザックス / ヘレン・マックロリー / ビル・ナイ / ミランダ・リチャードソン / アラン・リックマン / マギー・スミス / ティモシー・スポール / イメルダ・スタウントン / デヴィッド・シューリス / ジュリー・ウォルターズ / ボニー・ライト / ミシェル・フェアリー / ゲイリー・オールドマン / マイケル・ガンボン


分霊箱を探して金庫への侵入を計画するハリー
しかし案内役のゴブリンは侵入の手引きのかわりに分霊箱を破壊できる剣を対価に求めてきて…

泣いても笑っても鼻くそ丸めながら鑑賞しても「これが、最後」なシリーズ完結編
どんだけ人気なんだと思って劇場へおもむいたものの、公開二週たった&夏の大作ラッシュとはいえ、日曜なのに自分を含め10人くらいしか客が入ってない現実はどうなんですかね
あんまりにも息が長すぎて「有名だけど全部観てないし、DVDになったら観ればよくね?」という人が多いんでしょうか

それはさておき、内容はビックリするくらい普通に前回の続きからスタート
翌週の放送というより、CM明けのテレビドラマ並に当たり前のように続きが始まります
パート1の内容を考えてみると、ホントに何も考えずに一本の作品の半分のところでぽっきり折って二分割して公開したみたいですね
そういった意味ではパート1のなんともいえない微妙さが理解できなくもない

とにかくやっと、ホントにやっと個人的に観たかった全面的な戦いが開始され、クライマックスの盛り上がりと謎の解明が同時に進行していきます
さすがに原作付きで、しかも二分割してじっくり作っただけのことはあり、ストーリー的には「へえ、そういうことだったのか」と思わされるところも
ただ個人的にはこれでもいいと思うけど、さすがにちょっと分かりづらいところもありましたね
特にファミリー向けという体裁をまだ続けてるだろう作品だけに、もっと親切な説明でW校長関係のエピソードは描いてもよかったんじゃないかな、と
人によっては「なんだよ、ダンブルドアのクソジジイ…」という印象のまま終わっちゃう見方になる危険もあるかもしれません

「大人としての優しさ」というかW憎まれ役というか、ね、そういう点を察せる人は楽しめると思います
そんな謎的なところはいいとして、じゃっかんヴォルデモートが小者すぎないか、と思わざるえない
なんというか「いやいや、こいつには絶対かなわないだろ」みたいな絶望をふりまくオーラがまったく感じられないんですよね
あとオチは良くも悪くもこうせざるえないだろうな、といった感じでした
ここまで長く続いたシリーズだけに変な冒険や小細工はできないだろうから
普通に「いい話だったなあ」と思えますが、なにか心に染みるとかジーンとくるものはなし

というわけで長い歴史(?)のあるシリーズににわかに手を出してみましたが、やっぱりこの手の作品は「原作を読もう」という総意で落ち着いちゃうんですかね
うーん、どうするか、原作を読む…か?

個人的評価:85点
オススメ度:ハリーくんの毛が気になります






ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 予告

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