監督:古澤健
出演:山崎賢人 / 橋本愛 / 袴田吉彦 / 加藤あい / 宇治清高 / 井之脇海 / 岡山天音 / 秋月三佳 / 岡野真也 / 今野真菜 / 正名僕蔵 / 佐藤寛子 / 三浦誠己 / つみきみほ / 銀粉蝶
気胸により病院で治療を受ける少年、榊原は全身麻酔のさなか不思議な少女に導かれて死んだ母親と対面する
退院後、転校先の学校で榊原はその不思議な少女と再会し・・・
けっこう好んでクソ映画とか観ますが、それは心の準備ができてるからまた耐えられるんですよ
で、たまーに、そこまでじゃないだろうと心構えが甘くなってるところに隙をついたかのごとくふいにクソ映画にあたると、普通に困る
あれだ、ドラえもんとのび太が真顔で見つめるアスキーアート状態にリアルでなるわ
夏場に量産されるビデオ映画なみのレベルの作品でしたね
主人公が出会った不思議な少女は、どうも他の人には見えていないようで、気になって少女を追っているとクラスメイトたちから追うのをやめるように迫られる
その少女に関わると死人がでる、ということだけどイマイチ納得できない主人公は警告をさんざん無視して好奇心のままに行動していき、って感じのお話
いるように見えてホントはいないのか、いないように見えてホントはいるのか、そこら辺があいまいに転々としてるうちはまだ観られます
でも、真相が明らかになってくるにしたがってどんどんクソ化が加速していくガッカリ感がひどい
わざわざクラスメイト3人が一列に並んで、校舎の屋上から教室にいる榊原を見据えつつ携帯かけてきたシーンで「ヤバイ、この映画・・・地雷だ」と誰もが思うでしょう
そして「そんな重大なルールなら主人公に早くキチンと説明したれよ」「死者を判別できるならもっと早くやっとけよ」というこの作品の存在を全否定するようなツッコミをも誰もが思うでしょう
ええ、もうすべてがちぐはぐ、しっちゃかめっちゃか、整合性とか考えてない、もどかしさマキシマムな内容ですね
「ファイナルデスティネーション」と「バトルロワイアル」を足して味がしないくらいまで薄めたのがこの映画のすべてじゃないッスかね
序盤の病院に出没する少女とか、意味ありげな唐突な気胸とか、人形作りのおばちゃんとか、ことが起こるのが毎年なのか14~5年間隔なのか、ミスリード演出なんだか伏線ひろえないで放置してるんだか訳が分からない
そもそもことの元凶も完全に明らかになってないし、結末は投げっぱなしだし・・・
オチも分かりやすいけど、なんか本編での死者とかぶっててるし
看護師さんの鏡死に顔演出とか、親の前でスプーンずっぷりとか「おお」と思えるシーンもあるんだけど、基本は完全にクソ映画と言わざるえない一本でした
個人的評価:30点
オススメ度:太ももで誤魔化されないんだからね!
Another 予告
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