出演:沢田研二 / 菅原文太 / 池上季実子 / 北村和夫 / 神山繁 / 佐藤慶 / 伊藤雄之助 / 風間杜夫 / 水谷豊
中学教師の城戸は学校ではやる気のないだらけた男だが、内に秘めたある計画があった
そんな中、バスジャック事件から勇敢な山下警部と出会い…
犯罪者には問答無用でためらうことなく発砲し、その命を奪うこともいとわない古き良き日本の西部(警察)時代っぽい作品
今となっては、その荒唐無稽っぷりをマジメにがんばって作ってた時代を懐かしみながら楽しむ感じの映画かもしれませんね
とはいえ当時の邦画としての日本産娯楽映画としてはかなり力入ってますし、 文太とジュリーという二大スターにおんぶにだっこな作りじゃなく、内容的にもエンターテインメント作品としておもしろい内容になってます
話的には前半の原爆製造パートと後半の城戸VS山下の戦いに大きく分かれてます
前半ではだらけた教師ながら原爆を作るために画策する怪しい男、城戸の存在を映しだしてるんですが、この主人公がまた妙な魅力があって良い
さすがジュリーという中の人の魅力も多分にあるけど、コミカルでストイックでだらけた所がありつつ変に情熱的でアグレッシブな面もある主人公を見てるだけでじゅうぶん楽しめます
そして、メインである城戸VS山下の後半
とにかく深いことを考えず、ふたりの言動や行動を頭からっぽにして楽しめます
感覚的にデスノートから頭脳戦を引いたキラとLの戦い、みたいな?よく分からんか
単純にカッコイイ文太、どこか怪しい魅力のあるジュリー、ふたりの共演による相乗効果はすさまじいもんがあるなあ、と思わざるえない
個人的に山下の「5億と言わず50億~」とか言っちゃうキャラは大好きですね
あと山下のタフすぎるくらいタフではっちゃける行動もいいわあ
あえて難点を言うなら主人公の内面というか、原爆を作る原動力になってる部分を描いてほしかったかなあ、と
あまり深く掘り下げることはしなくてもいいけど、「実はこういう過去があって…」みたいな何かしら匂わせる要素があってもいいんじゃないかな
まあ、そんなちょっと気になる部分もあるけど、城戸と山下の対決の行方やらクライマックスからオチまで、そのありえない展開っぷりを存分に楽しめた一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:金属プルトニウムには猫をひきつける何らかのアレがある…わけねえ
太陽を盗んだ男 予告
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