監督:佐藤信介 / 下村勇二
出演:岡田准一 / 榮倉奈々 / 田中圭 / 福士蒼汰 / 西田尚美 / 橋本じゅん / 鈴木一真 / 相島一之 / 嶋田久作 / 児玉清 / 栗山千明 / 石坂浩二
メディア良化法により武力をもって本が不当に検閲されつつある日本
本を守る図書隊が設立され、過去に隊員に助けられたことのあこがれから笠原は女性隊員としてこれに入隊する
どうせアレだろ、銃弾とびかうのをバックに教官とヒロインでいちゃいちゃする乙女チック少女マンガなノリだろ
といういつものように偏見をもって観たんですが、これも思ってたのとちょっと違うシリーズにカテゴライズされる作品でしたね
ロマンス成分は思ってた以上に控えめで、どっちかというとずっと銃撃戦やってる印象が強く残ります
で、バンバン銃をぶっぱなしてるんだから画面的に派手ではあるんですが、なんというかえんえんとバキュラしか出てこないゼビウスをやってる「なんだかなあ」な気分がしないでもなかったです(分かりづらいか)
殺す気で武装して本を奪いにくる良化隊と、専守防衛で非殺の射撃しかできない図書隊の戦い、というしょうじきありえない設定をまずは受け入れることが重要ですね
そんな中でむかし助けてもらった隊員にあこがれて図書隊に入隊した男勝りな女の子、笠原が上官である堂上とぶつかりながら任務をまっとうしていく、と
訓練生(?)パートは意外にあっさり終わり、すぐに特殊部隊に配属された笠原の物語になり、あとは日常のちょっとした事件と派手な銃撃戦という内容
メインであるところの銃撃戦はがんばってると思う・・・んだけど、どうも単調な上に長い
さらに銃で撃ち合ってるのに不自然なほど負傷者の凄惨さはなく、死者とか重い描写はほとんどない
どことなくゲームっぽい撃ち合いをずっとやってるように感じずにいられないかな
あと、これだけはずっと引っかかりっぱなしなんですが、さすがに笠原が上官である堂上を開けっぴろげにナメすぎ
性格的なものってのは分からんでもないけど、もうちょい厳しい規律の中での話にしてほしかった
そんな感じで色々と粗はあるけど、クライマックスのアクションシーンは見応えあるし、じゃっかんの単調さをのぞけばエンターテインメントとして普通に楽しめる一本ですね
銃撃戦をコンパクトに描いて、もっと敵側のキャラとか訓練生時代を掘り下げてくれればなお個人的に好みな作りになったかもしれません
個人的評価:75点
オススメ度:いやいや、ドロップキックはあかん
図書館戦争 予告
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