2015年8月3日月曜日

パーフェクト・トラップ (2012/米)

監督:マーカス・ダンスタン
出演:ジョシュ・スチュワート / エマ・フィッツパトリック / リー・ターゲセン / クリストファー・マクドナルド / ナビ・ラワット

友人たちとパーティ会場へやってきたエレナは怪しい部屋へ足を踏み入れてしまう
そこで箱に入った男アーキンと出会うと同時に凶悪な罠が作動し、パーティ会場の人々に襲いかかるのだった

鑑賞後に気づいたけど、これ前に観た「ワナオトコ」の続編だったんですね
しょうじき前作の記憶がかなり消えてるので、観ている間はまったく気づかなかったぼんくらぶりを発揮
そういう意味では前作アリと知らんでも問題なく鑑賞できますね
かゆいところに手が届かない普通なホラーにこぢんまりと小さくおさまってるものの、そこまでクソっぽさはないんで、たまたま観てみたらそこそこだった系な作品

罠使いの殺人鬼に捕らえられたエレナは内側から追われる恐怖の中で脱出を、一方で逃げおおせたアーキンは外側から救出隊とともに捜索を、という二段構えの構成
わけの分からないままに犠牲者として殺人鬼から追われる定番ホラーに、追う者の要素をプラスしたことで単調さを解消している
そこそこの緊張感、適度なゴア、ゆるい謎、しょうじきもうひとつ何かウリみたいなものがあればよかったんだろうけど、ホントにあまり人に知られず静かに埋もれていく地味ホラーですね
殺人鬼が罠を張り巡らせていた、とか言われてもひかれるナニかはあまりない

そんなあらすじやタイトルの地味さが逆に気になって鑑賞したわけですが、序盤からクライマックスで意外と盛り上がる
まあ、あとはその惰性で最後まで引っ張られた感はあるけど、エレナとアーキンのふたりの主人公を立てて別行動させることで退屈さはそれほどない
かといって見入るほどおもしろいわけでもなく、エレナの事故や補聴器の設定はいかされてるとは思えないし、ご都合主義な罠に知的なものは感じない、なんか観てても鑑賞後ももやもやしたものが多い
殺人鬼周りの謎も続編があれば描きたいな、みたいないやらしい残し方してるのもスッキリしない
あいた暇な時間にそこまでハズレじゃないホラーを観たい時に最適な一本かもしれん

個人的評価:65点
オススメ度:もっとゾンビ(風)路線を推せばよかったのに




パーフェクト・トラップ 予告

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