監督:フランソワ・オゾン
出演:アナイス・ドゥムースティエ / ロマン・デュリス / ラファエル・ペルソナス / イジルド・ル・ベスコ / オーロール・クレマン / ジャン=クロード・ボル=レダ / ブルーノ・ペラール / クロディーヌ・シャタル / アニタ・ジリエ / アレックス・フォンダ / ジタ・ハンロ
亡くなった無二の親友であるローラ、その夫ダヴィッドと幼い子供を見守るとちかうクレール
そしてダヴィッドのもとを訪れたクレールは、そこで女装をした彼と出会ってしまい・・・
女装もののコミカルな男女のドタバタ劇でありつつ、バカ騒ぎ系じゃないドラマ要素が強かったですね
共通の秘密を抱えた男と女、女装ネタという基本はおさえつつ、ローラとクレールの関係がおもしろい
こういうのは女装してる姿が話が進むにつれて、本物の女性のように見えてくるもんだろうに、そうでもないのがかえって良い
妻を亡くし封印していた女装趣味に再び目覚めたダヴィッド、その秘密を知りほかの人へ内緒にしながら彼と女友達としてつきあうクレール
クレールはどんどんエスカレートしていくダヴィッドとの関係に危うさを感じながらも・・・っていう感じの展開
ダヴィッドの女装バージョンの名であるヴィルジニアと交友を深める中、クレールはローラとの思い出を重ねていく
そうこうしているうちに視点はクレールへ自然と移っていきます
どうしても奇異なヴィルジニアばかり見てしまいがちだけど、クレールの方がめんどくさい問題を抱えていて、作品的にも彼女に注視してた方がおもしろい
クレールがけっきょくなにをしたいのか、という部分を想像しつつ、ダヴィッドやヴィルジニアに対する行動や言動をあわせてみると楽しめる
ラストもなにげないようで視点によってはそうでもないと感じられてよかったですね
個人的評価:85点
オススメ度:クレールさんの悪気のない無意識っぷりがいちばん厄介かもしれん
彼は秘密の女ともだち 予告
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