監督:ヤン・ドマジュ
出演:ジャック・オコンネル / ポール・アンダーソン / リチャード・ドーマー / ショーン・ハリス / バリー・キーガン / マーティン・マッキャン / チャーリー・マーフィ / サム・リード / キリアン・スコット / デビッド・ウィルモット
1971年、北アイルランドのベルファストで任につくイギリス軍の新兵ゲイリー
そこで暴動に巻き込まれ、暴徒に襲われる中で仲間とはぐれ孤立してしまうのだった
周りは敵とも味方ともつかない人々に囲まれ、終始緊張感があって見応えがあった
カトリック、プロテスタント、イギリス軍、IRAというめんどくさい状況ながら意外と作品としては分かりやすい
ちょっと軟着陸な感じで最後のもうひと押しが弱い気がするけど、最後まで「主人公はどうなるんだ」と求心力は失われない
治安維持にやってきた先で、こっちを殺しにくる奴らに囲まれた上に孤立しちゃってさあ大変
さらに敵味方の勢力内でのごたごたに巻き込まれ、数少ない助け人にすがりながらの逃走劇、みたいな内容でした
いっけん善良な市民ながら見た目では敵とも味方とも分からない、という周りの状況だけどけっこう殺しにくる連中は露骨なん娯楽よりな内容かもしれん
敵対勢力に狙われるだけでなく、身内からも狙われる主人公の不運っぷりが笑えない
さらにゲイリーに関わる人間は敵も味方も不運のお裾分けをくらい、さらにそのことが彼を苦しめる要因になるスパイラルがいい
じゃっかん「まあ、そういう展開になるわな」という浅さを感じないでもないけど、まあこれはこれで
個人的にラストのオチにもうちょっとキレがあれば、かなり絶賛できた惜しい一本でした
個人的評価:80点
オススメ度:これ、もっと心が病んでいいレベルの経験じゃないかと
ベルファスト71 予告
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