2015年8月2日日曜日

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール (2014/英)

監督:スチュアート・マードック
出演:エミリー・ブラウニング / オリー・アレクサンデル / ハンナ・マリー

心療病院を抜け出したイブはライブ会場でギタリストのジェームズと出会う
その後、病院へ戻ったイブは自分の思いを歌にするのだった

ポップでオシャレな画で目で楽しめるのはもちろん、ミュージカルというより歌の世界をそのまま描いた内容じたいもおもしろい
主人公のイブのキュートさ、楽曲とのシンクロ、オマージュ要素、難しいことはいろいろと語れるだろうけど、もっとシンプルに歌に身を任せるだけでじゅうぶんかもしれません
映画的に、音楽的に、オシャレ的に、それぞれ観た人が感じたままであればいい、楽しみ方を選ぶような野暮な作品ではないですね

歌によって新しい生き方が見つかったり、友人と出会えたり、主人公イブの光に満ちた世界が広がっていく様を素敵な楽曲とさわやか青春ストーリーにのせてポップに描いた内容
レトロさを感じるファッションや画作りはみじんも古くささがなく、作品にマッチしてて良い雰囲気なプラス要素しかない
劇中での曲の数々もどれも素敵で、あえて歌詞の字幕を追わない方が堪能できるかも

ファッション、キャラクター、カメラワークすべてに対しあざとさが鼻につかないと言えば嘘になるけど、そう負のイメージを抱くのも最初のうちだけで、そんな部分もふくめてこの作品の魅力を構成する一部として受け入れられる
個人的にミュージカル映画を観ている感覚より、じょじょにMVとも違う映像化された歌の世界に浸っている印象が強くなっていきましたね
それぞれの要素が魅力を主張しながらも邪魔しあわず、鑑賞後は「いい曲だった」と心地よく酔えた一本でした

個人的評価:95点
オススメ度:サントラを購入するまでが鑑賞のいっかんです




ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール 予告

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