監督:原田眞人
出演:役所広司 / 本木雅弘 / 松坂桃李 / 堤真一 / 山崎努 / 神野三鈴 / 蓮佛美沙子 / 大場泰正 / 小松和重 / 中村育二 / 山路和弘 / 金内喜久夫 / 鴨川てんし / 久保耐吉 / 奥田達士 / 嵐芳三郎 / 井之上隆志 / 木場勝己 / 中嶋しゅう / 麿赤兒 / 戸塚祥太 / 田中美央 / 関口晴雄 / 田島俊弥 / 茂山茂 / 植本潤 / 宮本裕子 / 戸田恵梨香 / キムラ緑子 / 野間口徹 / 池坊由紀 / 松山ケンイチ
太平洋戦争末期の日本では本土決戦と降伏、和平という意見の対立がおこっていた
天皇、首相、陸軍大臣らはそれぞれの思いによって戦争の終わらせ方を模索するのだった
時代設定が時代設定だけに戦争(反戦)映画っぽい、その時じつは舞台裏ではみたいなイメージだったけど、核となる部分は人々の心情のドラマでした
大和魂うんぬん、天皇うんぬんとかは物語の味付けにすぎず、そこに描かれた人間たちを見つめているだけで満たされます
かなり現代っぽく分かりやすい表現や演技になっているので、堅苦しさはそれほどなく見やすかったですね
敗色濃厚な戦争の末期、徹底抗戦、あるていど戦っての優位をえての降伏、無条件降伏、と立場と思いの異なる者たちが終止符のもっていきどころに意見をぶつけあう人間ドラマ
それぞれの思いや行動に善し悪しはあるだろうけど、各人の言い分は理解できる
どんな暴走もけじめの付け方も無駄はなく、だからこそ先につながるものがあったと感じ取れるのがおもしろい
個人的にはあくまでドラマとして、映画の中の物語として楽しむことができたけど、頑なに戦争ものだという色眼鏡だけで観ると窮屈な感情にとらわれてしまうかもしれん
かなり現代版としての作りを意識していて、話はテンポよく進むのでリラックスして鑑賞できる
逆にその点がマイナス要素にもなってる感じで、全体的に軽いとまでは言わないけど重厚さが足りない気がしないでもない
個人的評価:80点
オススメ度:大御所の安定演技もいいけど、パッションあふれる若者の表情も印象的
日本のいちばん長い日 予告
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