2012年3月23日金曜日

劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer- (2010/日)

監督:水島精二
出演:宮野真守 / 三木眞一郎 / 吉野裕行 / 神谷浩史 / 勝地涼 / 入野自由 / 中村悠一








世界が一時的とはいえ平和へと傾きつつある中、その裏で活動を続けるソレスタルビーイング
そんな中、木星より探査船のデブリが地球へ流れ着き…

TVシリーズは1期2期ともに見ていて、登場モビルスーツのデザインが好きでプラモデルまで買って作ってたキモイおっさんでした
が、そこはにわかっぷりをいかんなく発揮し、この劇場版だけは観てなかったんですね
なんだかんだで観た人による色々とよくない噂を耳にしてるうちに、なんとなく「まあ、いいかな」とスルーしておりました
でも熱狂的な00ファンと接する機会があって、TVシリーズ見てた頃の想いがよみがえってきていっちょ観てみるか、と

地球へ向かって流れてきたデブリと化した木星探査船の軌道を変えようとするも失敗
なんとか破壊することに成功するものの、大気圏で消滅するかと思われたその破片は原型をとどめたまま地表におちる
その後、落ちた破片は一部行方しれずとなり、同時に近辺で不可解な機械的トラブルが発生しはじめる
というのが序盤の流れ
まあ、ネタバレとしての展開は知ってたものの、やっぱり「ガンダムっぽくないなあ」と言わざるえない
というか00らしくもない
すでに散々言われてるかどうか知らないですが、マクロスを見てる感覚に近いですね

肝心のモビルスーツ戦シーンもよく動いていて気持ちいいくらいなんですが、じゃっかん画面がごちゃごちゃしてるかな
劇場のスクリーンを意識して作った結果かもしれませんが
あとは戦ってる相手が鋭利で無機質な金属っぽいでざいんなので、なんというか人型ロボット同士の熱いバトル感がないのが個人的にアレですね
ストーリーに関しては賛否両論(否率高め?)でしょうが、ガンダムとしてこっちの路線を描いても別にいいんじゃないかな、と
ただ敵の存在&目的の設定がありきたりすぎて「え~、いまどきそんなありきたりな設定かよ」と言わざるえない

ガンダム各機がけっこう軽い感じで描かれてる気がしない点がちょっと気になります
「どや新型や!どーん!」みたいな分かりやすい見せ場がなくて、当たり前のように普通に画面に入ってきて戦ってる感じ
特にクアンタ、わざわざ新型機として出す必要性を理解できない
別にダブルオーの追加装備で対話装置つければ済むだろ、と
あとはラストの展開ですが…これは素で「あん?」と思ってしまった
ちょっと意味が分からないし、さすがにファンタジーにまとめすぎ
インチキでもなんでも感覚として現実的なオチを期待してただけに、いろんな意味でガッカリ

そんなわけでだいたいよく言われる否定的な意見には納得できる内容でしたね
ある意味でよくここまでTVシリーズで積み重ねてきたものをぶちこわしたな、という勇気は評価できる一本でした

個人的評価:65点
オススメ度:デカルトさんとはなんだったのか




劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer- 予告


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