2012年3月6日火曜日

原潜vs.UFO 海底大作戦 (1959/米)

監督:スペンサー・G・ベネット
出演:アーサー・フランツ / ディック・フォラン / ブレット・ハルゼイ / トム・コンウェイ / ポール・デュボフ / ボブ・スティール / ヴィクター・ヴァルコニ








北極の海路が開拓された時代、とつじょとしてその海域で原因不明の事故が相次ぐ
その事態の原因を究明するために最新鋭の原子力潜水艦タイガーシャークが現地に向かう

出た、久しぶりのVSシリーズ
いやあVSものの歴史は古いもので1959年にはもうあったんですね
しかも原潜とUFOッスよ、いや、あえて繰り返すけど原潜とUFOッスよ?1959年に、ッスよ?
いやあ、当時の人ってセンスあるわあ

なんか北極で奇妙な事故が続くんで原因を突き止めてこいや→なんらかの意図が感じられる→宇宙人のしわざだな、という突拍子もない推論が的確に真実を言い当ててる展開に素敵さを感じずにいられない
現代の作品なら「宇宙人とかねーよ」という前置きだけで30分は真実にたどりつくまで時間をかせぐでしょう
しかし昔の映画にでてる人たちの勘はすさまじいほどにピンポイントで事の真相をつきます
前戯とかいらないぜ、という常に全力疾走するスタンスは素敵です
なぜ海の中にUFOがという疑問すらあっという間に解決してしまう超絶推理力

しょうじき原潜のクルーに微妙な人間模様があるんですが、まあ、そこら辺はどうでもいい感じ
めんどくさい描写はナレーションで「~ということがあったとさ」ですっ飛ばし、おせじにもすごいとはいえない特撮レベルの表現、全体的に微妙さが漂ってますね
でもそういうのを期待してこの映画を観る人はいないでしょうから、まあいいか
でもとりあえず感心できるのはエイリアンの描写をキチンとあらわしているところです
どこぞのねらわれた的な金星人と違い、ちゃんと作ってあってびっくり
もっといい加減なアレかと思ってたけど、敵の姿をちゃんと作ってあるのはいいですね

UFOがでかいんだかちいさいんだか、原潜がでかいんだかちいさいんだか、なんか統一感のないディティールが気にならないでもないけど、そんなことを気にするような素敵っぷりの小さい作品じゃないんで、これ
魚雷がダメなら体当たりだぜ、という短絡的でご都合主義のかたまりな展開を楽しむ映画ですね

個人的評価:60点
オススメ度:微グロシーンもあるよ




原潜vs.UFO 海底大作戦 予告


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