2012年9月26日水曜日

ボーン・スプレマシー (2004/米・独)

監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン / フランカ・ポテンテ / ブライアン・コックス / ジュリア・スタイルズ / カール・アーバン / ガブリエル・マン / ジョーン・アレン / マートン・ソーカス / トム・ギャロップ / ジョン・ベッドフォード・ロイド / イーサン・サンドラー / ミシェル・モナハン / カレル・ローデン / トマス・アラーナ / オクサナ・アキンシナ


CIAの特殊工作員でありながら記憶を失い、組織を抜けて逃亡生活の中でマリーとの一時の幸せな暮らしを送るジェイソン・ボーン
過去の任務のフラッシュバックに悩まされるある日、インドで暮らしていたふたりのもとにボーンのことをかぎまわる謎の男が現れ…

レガシー前にシリーズを観ておこう…と、かなりまえにアイデンティティを観たものの、結局この2作目にいたるのに間が開いてしまいました
気づけばレガシーも公開直前、「こりゃやべえぜ」っていきおいで鑑賞
とりあえず感じるのはアクションとドラマのバランスの良さ
2作目にしてなにこの安定感ってくらいにどっしりとした印象がしますね
なによりジェイソン・ボーンというキャラがホントによく描けてる作品だと思いました

CIAはドイツで巨額の予算を投じた極秘任務を展開してたけど、それは乱入したひとりの男により妨害され失敗してしまう
その男の足取りを追ううちに「トレッドストーン」にたどり着き、やがてその男とはジェイソン・ボーンだということが判明する
しかし、一方でボーン本人はインドで愛妻と暮らしており、そこへ命を狙う刺客が現れる
という序盤の展開から、なにやら複雑なストーリーそうで把握するのがめんどくさそうだな、と思ったのも杞憂にすぎない
観ているとすぐにけっこう単純な話だということが分かります

単純な話なんだけどアクションシーンと話を前に進める展開のドラマ部分のバランスがかなり絶妙に調節されていて、ホントに観てるこっちの興味をひくシーンの連続
静と動のメリハリがきちんとしてるってだけで、多少ストーリーがシンプルでもしっかりとした作品として完成されます
アクションシーンもスタイリッシュすぎないことで、変な嫌みがなくていい

ラストバトルが終わったあとのエピローグ的なシーン展開も小粋です
アクション映画なんだからアクションだけしときゃいい、ということだけじゃなく、ちゃんと作品としてボーンを描こうとする姿勢はいいですよね
ただ全体的にそつなくまとめられてる印象は良い方向へとらえられるんですが、それゆえにほんのちょっとだけつくりがマジメすぎてつまらない点も否めない
ボーンのお茶目な部分とか、作品として思いっきり息抜きをさせてくれる「あえて無駄な」部分があれば個人的には完璧だったかもしれません

個人的評価:85点
オススメ度:トラブルがボーンを放っておかない




ボーン・スプレマシー 予告


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