2016年12月18日日曜日

ドント・ブリーズ (2016/米)

監督:フェデ・アルバレス
出演:ジェーン・レビ / ディラン・ミネット / ダニエル・ゾバット / スティーブン・ラング

不法侵入しては盗みを働く3人の男女
次の標的として盲目の退役軍人の家を選ぶのだった

家に押し入った泥棒を盲目の退役軍人が逆にこらしめる、というスポーツ紙の片隅にありそうなネタながら、中身は本気で恐怖と緊張に満ちていました
殺人ショーによるグロ要素であおったり、妙な変化球で勝負せず、オーソドックスながら丁寧な昔ながらのやり方で作られている印象
先の展開を暗示させて緊張感をあおるシーンの描写、観客として状況が分かってるがゆえに理解できてない登場人物に対するハラハラ感が楽しめました
臭いや気配に敏感なのか鈍感なのかよく分からん盲目のおっちゃんのムラっ気がきになったけど、まあ演出として効果的なものを優先した大人の事情なんだろうと飲み込みましょう
ただ後半の逃げては捕まりの繰り返し鬼ごっこになってくると、それまでの息を殺すような緊張感がちょっと薄れてきてる気がしました
基本に忠実ゆえにおもしろい恐怖感、なにかひとつ飛び抜けているものが足りない気がしながらも同情できないもの同士の鬼ごっこを堪能できた一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:おっちゃんにしても飼い犬にしても完璧狩人じゃないのがいい



ドント・ブリーズ 予告

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