2014年2月2日日曜日

アメリカン・ハッスル (2013/米)

監督:デビッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベール / ブラッドリー・クーパー / ジェレミー・レナー / エイミー・アダムス / ジェニファー・ローレンス / ルイス・C・K / マイケル・ペーニャ / アレッサンドロ・ニボラ / ロバート・デ・ニーロ

アーヴィンは出会った女性シドニーとともに詐欺を繰り返していた
FBIのリッチーによって捕まったふたりは、そのスキルを買われて市長を罠にはめるために協力させられることになるが・・・

詐欺師が主人公で、不本意ながら騙しのスキルでFBIに協力するって言われたら「あなたもきっと騙される」的な観る側にもトラップが仕掛けられてるんだろうな、と構えて鑑賞せざるえない
それはそれとして、雰囲気的にもっと軽いノリかと思ってたけどわりとドラマ性が強くてシリアスな印象が強く残りましたね
ちょいちょいコミカルなシーンもはさんでくるんで、それほど肩がこることもないし、個人的には楽しめました

頭髪が薄く小太りなアーヴィン、そんな彼に不思議とひかれる美女のシドニーはふたりで金をだまし取る詐欺ビジネスを展開していく
しかしFBIのリッチーによる潜入捜査にあって捕まってしまい、免罪をエサに市長を罠にかけて詐欺仲間をFBIに売り渡す手助けをすることになる
という騙し騙されみたいな詐欺ストーリーなんですが、実際のところやっぱり登場人物たちの魅力が半端ない

中でもやっぱりロザリンさんの存在感は鳥肌もんですね
個人的にこの映画の半分はこの腐れビッチで成り立っていると思わざるえない
内容的にも非常におもしろくて、どこまで主人公たちは騙しあいをしているのか、もはや本音と建て前が紙一重な感じで展開するドラマがホントに観てるだけでおもしろい
なにより、そこに「詐欺」という要素が加わるもんだから、観てる側も登場人物の言葉や行動を素直に受け取れずに「なにか裏があるんじゃねえの」と緊張感が持続していい

そんな感じでどんどん人間ドラマがずぶずぶに、捜査じたいは大きな計画へ、そしてロザリンさんはどんどんクレイジーになっていって盛り上がる
んでもって「騙されないぞ」と主人公たちをうがった視点で観ていった結果、個人的にある意味でまんまと騙され、だけど不思議と嫌な気持ちがいっさいしないオチでした

個人的評価:90点
オススメ度:氷上釣りのオチ・・・




アメリカン・ハッスル 予告

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