2011年11月13日日曜日

マネーボール (2011/米)

監督:ベネット・ミラー
出演:ブラッド・ピット / ジョナ・ヒル / フィリップ・シーモア・ホフマン / ロビン・ライト / クリス・プラット / ケリス・ドーシー / スティーヴン・ビショップ / ブレント・ジェニングス / タミー・ブランチャード / ジャック・マクギー / ヴィト・ルギニス / ニック・サーシー / グレン・モーシャワー / アーリス・ハワード / ジェームズ・シャンクリン / ダイアン・ベーレンズ / リード・トンプソン / タカヨ・フィッシャー





メジャーリーグの貧乏球団アスレチックスのジェネラルマネージャー、ビリー
2002年、主力選手を他球団に引っ張られ苦しい状況でチームを優勝させる方法を考える中、経済学を専攻していたピーターと出会い彼のもつデータに惹かれるのだった

それまでの球界の常識の殻を破り、堅物からは異端視され周囲からはあからさまに侮蔑のまなざしを浴びせられながらも、彼の持つ改革案を押し通して苦況にたちながらも実を結んでいく…
というようなその業界を突飛な方法で改革していく系のよくあるサクセスストーリー、ではないんですねコレ
ある意味でビリー・ビーンの始まりの物語
彼の変革の一年とこれからを描いてる「ビリー・ビーン物語」であって、「マネーボール理論によるサクセスストーリー」ではない
最後まで観るとそのことが分かって「ああ、そういう映画だったのか」と思うとともに、じわじわとおもしろさがこみ上げてきます

貧乏球団が金持ち球団の真似をしても結局は資金力の差を痛感するだけで意味がない
いわゆるスタープレイヤーは軒並み金持ち球団に持って行かれ、若手を育てても育ちきったら他に持って行かれるイタチごっこ
そんな中で出会ったピーターと共にデータによる出塁率を重視した「マネーボール理論」を押し通すことに決める
でもそれはデータだけではなく長年の経験により選手を見る目をもつスカウトマン、自分の実績に泥を塗りたくないがために安全な選手起用でビリーを無視するチーム監督によって思うようにことが進まない
野球とかよく知らない自分でもビリーのマネーボール理論はけっこう乱暴な感じがしましたね

四球でもヒッティングでもとにかく塁に出る、勝利のための選手起用により容赦なく不要な選手は切り、必要な選手を引っ張ってくる
選手を育てるとか信頼を得るとかそういった長期的な発想からくるものではなく、とにかく目の前の優勝を狙うためのチーム作り、あんまり知識がなくてもそういった印象を抱かざるえない
日本のドラマやマンガなんかである改革ドラマものとは違い「一見冷徹そうだけど」という甘いところがいっさいない
そんな終始ブレない男の姿を楽しめるか否かで評価が大きく変わってくるかもしれません
特に普通の作品ではクライマックスにしてエンディングにもなりえる連勝記録の顛末、さらにそこから続く流れがこの映画を象徴してる展開になってます

繰り返しになってしまいますが、ホントにビリー・ビーンの転機になったできごとの最初の一歩を描いた作品ですので、野球映画的なサクセスストーリーを求めてると「ん?」となるかもしれません

個人的評価:85点(あとからジワジワくる)
オススメ度:マネーボール理論が良いとか悪いとかそういうんじゃねえから、これ




マネーボール 予告

0 件のコメント: