2011年11月15日火曜日

インモータルズ -神々の戦い- (2011/米)

監督:ターセム・シン・ダンドワール
出演:ヘンリー・カヴィル / ミッキー・ローク / ジョン・ハート / スティーヴン・ドーフ / フリーダ・ピント / イザベル・ルーカス / ルーク・エヴァンス / ケラン・ラッツ / ダニエル・シャーマン / ジョセフ・モーガン / ロバート・メイレット / スティーヴ・バイヤーズ / コリー・セヴィエール / マーク・マーゴリス / スティーヴン・マクハティ / アラン・ヴァン・スプラング / ピーター・ステッビングス / ロマーノ・オルザリ / グレッグ・ブリック




光の神々によって封じこめられた闇の神々タイタン族の解放を企むハイペリオン
その軍勢がある村を襲い、そこで密かに光の神の寵愛を受けて育った人間テセウスはハイペリオンに母を殺されたことで戦いに身を投じる

大衆向けの雑味がありながらも勢いで突っ走るB級アクションでもなく、荘厳な世界観を描く重厚なファンタジードラマでもない
とりあえず中途半端という言葉が一番しっくりくる作品でしたね
独特な美術もけっきょくは上辺だけの見かけ倒しにしか見えず、画面が地に足がついてないようなふらふらした印象を受けました
それが悪いわけでなく、それならそれでB級アクション路線でスタイリッシュなバトルシーンをウリに勢いまかせでやればまだ観れたのですが・・・

タイタン族を解き放つための弓を探して各地の神殿を襲うハイペリオン
その侵略によって母を失いながらも光の神のバックアップもあってハイペリオン軍に対抗するテセウス
なんやかんやでキーアイテムである弓を手にしたり失ったりしながら、神のパワーがチートすぎるだろ・・・という内容
とにかく予告編を見て「こりゃ神話をモチーフにしたB級スタイリッシュバカアクションだな!楽しみだぜ!」と思ってたのに、変にストーリー展開に尺をさいてるせいでガッカリ感がハンパない
しかもそのストーリーじたいがどうでもいい感じの代物で、退屈だってんだからどうしようもない
ストーリーとかいいから、そういうの気にしないで弾けてくれていいから、と言いたくなる

せっかく主人公がピンチになって緊張感が生まれたのに、いきなり全能の神パワーで事態を解決しちゃうってどうよ?
主人公の見せ場であるバトルシーンまで神々の超人戦闘描写でかっさらってくってどうよ?
そのくせに光の神はビジュアル的に雑魚敵にしか見えないタイタン族にあっさりやられるしまつ
炎や雷とか超常的なパワーじゃなくあくまで得物によるバトルに固執する神々、巨大なファンタジーモンスターもでてこない、等身大の神様と地味なテセウスの描写・・・
箇条書きのストーリーに存在感が微妙すぎるテセウスの仲間たち
いやあ、ここまで見事に見た目だけ派手な中身すかすか映画だとは思わなかった

とりあえず続編とか考えなくていいから、と言わざるえないそんな一本でした

個人的評価:50点
オススメ度:アポロさんをわざわざ名前入りで出す意味について




インモータルズ 予告

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