2013年5月6日月曜日

L.A. ギャング ストーリー (2012/米)

監督:ルーベン・フライシャー
出演:ジョシュ・ブローリン / ライアン・ゴズリング / ショーン・ペン / ニック・ノルティ / エマ・ストーン / アンソニー・マッキー / ジョヴァンニ・リビシ / マイケル・ペーニャ / ロバート・パトリック / ミレイユ・イーノス / サリヴァン・ステイプルトン / ホルト・マッキャラニー

1949年ニューヨークはギャングのミッキー・コーエンによって牛耳られていた
ジョン・オマラ巡査部長は警察内部の圧力も意に介さず、ひとりコーエンの息のかかった場所へ踏み込む

もっとこうノスタルジックというか、渋いハードボイルドな世界観ものかと思いきや、ホントにザ・ハリウッドアクションみたいな娯楽作品でしたね
時代背景だけ設定されているだけで、ドンパチ&カーアクションなバイオレンスコップアクションですわ
やりたい放題の悪に対し、法と上層部の圧力が枷になって苦しい立場の警察官が、目には目をとあえて罪をかぶって暴力的な行動にでるって印象をもってただけに、けっこう軽い感じで「ああ、こういうノリなのね」と力抜いて観られて気楽でした

街を牛耳るギャング、ミッキー・コーエン
正義の漢である主人公のジョンは暗黙の了解である「コーエンの息のかかった場所には手を出すな」というのを無視して捜査を続ける
そして、そんな彼に秘密裏にミッキー・コーエンをぶっつぶす任務が与えられ、メンバーを集めることに・・・というお話
もうはなから悪には容赦ない暴力で対処するスタンスな主人公で、己の正義の無力さとか警察内部の腐食とかを悩んだりしません
周りから何を言われようが悪には正義の鉄槌をくだしていく姿は素敵ですね

そんな最初っからバイオレンス捜査かますような主人公なんで、ドラマ的な要素はほぼありません
けっこうもう序盤から「ファッキンミッキーぶっつぶせ!」「オッケイ!」というノリで、ちょっと地味な「エクスペンダブルズ」をイメージしてもらえればいいかも
いかにも無骨でいかつい主人公のジョンさん、女たらしで優男なジェリーさんのコンビもおもしろい
というかむしろこのふたりだけのコンビものでも良かったんじゃなかろうか

ミッキーの残忍さはそれなりに描かれるんだけど、どうにもなんか小者感が漂うのがちょっとアレなのと、主人公たちのメンバーが中途半端に多くて描き切れてないかな、というのが個人的に気になる難点かな
あと、これだけは断言できますが、娯楽作品としてのどごしが良すぎる内容になってるため、しばらくして「この作品ってどんなんだった?」と聞かれても思い出せる気がしません

大作でもなければ特にクセのあるものでもない、ごくごく普通に楽しい娯楽作品という感じがした一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:「L.A.ギャングストーリー リベンジ」とか作れそうだな、おい



L.A. ギャング ストーリー 予告

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