2013年8月5日月曜日

リトル・ランボーズ (2007/英・仏)

監督:ガース・ジェニングス
出演:ビル・ミルナー / ウィル・ポールター / ジェシカ・スティーヴンソン / ニール・ダッジェオン / ジュール・シトリュック / エド・ウェストウィック / アンナ・ウィング / エリック・サイクス / アダム・ゴドリー / エイサ・バターフィールド / アダム・バクストン / エドガー・ライト

厳しい戒律のある教会の信者で内気な少年ウィル
ある日、ウィルはみんなから悪魔と嫌われるやんちゃ少年のリーと出会い、ひょんなことから一緒に映画作りをすることになる

夏にピッタリ、ちょっと笑いあり感動ありのすっきりドラマが観たいというわけで、これをチョイス
ある夏の少年たちの友情物語、というよくあるといえばよくある内容ですが、定番で王道でもちゃんと作ればおもしろいものはおもしろい
そのキャラ設定もいいですが、少年たちの友情や絆という部分以外にも家族との絆もさりげなく描かれてていいですね
内容的には大人がムカシの自分を思い出す感じな「あったあった」「分かる分かる」というのを楽しむ作品で、ちょっと今の子供たちが親と観るようなファミリー映画じゃないかもしれん

内気な少年ウィルは教会の教えで、テレビを観ることすらダメなほど娯楽を厳しく禁じられて育てられている
そんなウィルはある日、学校で教師や生徒たちから嫌われているやんちゃ坊主のリーと出会う
さいしょはリーのイタズラに巻き込まれる形で引っ張られていたウィルだったが、戒律から外れる楽しさからどんどん積極的になっていく
そんなふたりはひそかに自主映画の撮影をはじめ・・・
と、筋だけみればホントによくある話

厳しい戒律のある教会の信者という設定からお約束な要素に悩むことになるウィル
一方でリーは嫌われ者のやんちゃ坊主だけど実は家は裕福で、しかも兄やその仲間からは半分いじめのように蔑まれている
そんなふたりの設定だけでもじゅうぶんにおもしろい上に、あまりくどくどとした描写はなくシリアスな部分もけっこうカラっと描いてますね
だからこそ観ててもそんな気分は落ちないし、さわやかな印象が強く残る
しかし、ちゃんと重いところはガツンときめてくるから軽すぎることもない

個人的には単なる良い子ちゃんじゃないウィルの魅力も捨てがたいが、強気な態度の内側にもろいところを隠し持ってるリーのキャラがすごくおもしろかった
ストーリーじたいは先が読めるっていえばそうだけど、ウィルとリーだけじゃなくちゃんと兄貴とのあれこれも風呂敷をただんでくれたことは評価せざるえない
欲を言えばディディエとウィルの顛末をもうちょいフォローしてほしかった気がしないでもないけど、まあ、そこら辺はささいな問題ということで

個人的評価:90点
オススメ度:リトル・ランボウズじゃないのか




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