2013年8月4日日曜日

アイアン・フィスト (2012/米・香港)

監督:RZA
出演:ラッセル・クロウ / RZA / ルーシー・リュー / リック・ユーン / ジェイミー・チャン / カン・リー / デビッド・バウティスタ / バイロン・マン / ダニエル・ウー / パム・グリア

荒くれ者たちによって常に動乱の渦中にある村
金塊の護送団が村に訪れることから、様々な野心を持った男たちが行動を開始する

ようするに力こそパワーだという暴力ヒャッハーな村で、いろんな武器と格闘スタイルをもつならず者たちがバトルするって作品ですね
ええ、とうぜんながらストーリーとかどうでもいいタイプですわ
というかストーリーや設定を語りだしたとたんに退屈になり、アクションが始まると盛り上がるという典型的なB級アクション

金塊をめぐる陰謀から、村の最大勢力であるクランのボスが手下の裏切りにあう
後がまにすわった銀獅子と銅獅子は先代のボスの平和的なやり方に反発、クランは一変して暴力至上主義へ
金獅子の息子であるゼン・イーはそんな銀獅子たちへ復讐を誓い、一方で金塊につられてそとの町からもならず者たちが村へ集まってくる
そんな中で村で鍛冶屋をしている男、ふらりと村を訪れた英国のナイフ使いが・・・
ね、書いててもアレだけど、よくわからないでしょう
そんなカオスでよく分からない序盤が致命的に作品をダメにしてる気がしてならないんですよ

とりあえず誰に視点を合わせればいいか分からない
復讐鬼のゼン・イー?鍛冶屋のブラック・スミス?英国狂紳士のジャック?
三者三様の話がぶつ切りで展開するため、ホントに作品の軸がブレブレなんですよね
中盤すぎてからやっと鍛冶屋がメインに話が進みだすんですが、しょうじき「遅せえよ」と言わざるえない
頭に浮かんだ描きたいことを即興で撮っていってるのか、と思うくらい話がぐっちゃぐちゃ

とりあえず、これはこれとして、ここから編集作業を開始して鍛冶屋メインに構築しなおした方がいいんじゃないか、と素人ながら思ってしまいます
アクションシーンは人を選ぶだろうけど、かなり中二病が入ってておもしろいだけに、そのアクション以外の部分が残念すぎる
ホントに個人的にこういうバカアクションは好きで、けっこうストーリーとかダメダメでも気にならない方だけど、ここまでアレだとさすがに気になりますわ

個人的評価:70点
オススメ度:RZAが強そうに見えない、っていうのは禁句ですか




アイアン・フィスト 予告

0 件のコメント: