2014年1月12日日曜日

トリック劇場版 ラストステージ (2013/日)

監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵 / 阿部寛 / 生瀬勝久 / 野際陽子 / 東山紀之 / 北村一輝 / 水原希子 / 中村育二 / 石丸謙二郎 / 池田鉄洋 / 吉田鋼太郎

ジャングルの奥地にある秘境の村で呪術師との対決をもちかけられる物理学者の上田
上田は腐れ縁の女マジシャン山田をだまし、ともに現地へと向かうのだった

まさにこれまでのシリーズの集大成といっていいのかもしませんし、そうでもないのかもしれません
とりあえず過去のエピソードをどことなく思い起こさせる描写がちりばめられており、そんなネタを拾ってる分には楽しめます
だけど肝心の作品じたいは強引&物足りない感じで、どうにも集大成に気持ちを持っていかれすぎて、映画としての完成度はちょっとイマイチかな、と

東南アジアのジャングルの奥地にある秘境の村
そこでのレアアースの採取を計画する貿易会社であったが、現地人の呪術師信奉によって立ち退きが進まない状態であった
そこで物理学者の上田に呪術師がペテンであると証明させ、立ち退き話を進めようと話がもちかけられる
しかし会社の人間が呪術師の呪い通りに死んでしまったことにより、ビビった上田は腐れ縁の女マジシャンの山田をうまくいいくるめて一緒に現地へ向かうことにする
と、まあ、霊能力者っぽい相手に上田が山田を巻き込んで立ち向かう、といういつものパターンですね

序盤は過去のエピソードで見たことあるような描写や細かいギャグで展開していき、シリーズファンならけっこう楽しめる
だけど、そんな楽しい気分の中でもなかなか本題に入っていかないストーリーに少しずつ不安が大きくなっていきます
で、ようやくミステリーの部分がはじまったかと思ったら・・・ね
なんだろ、この謎解きパートのやっつけ感

加えて現地人と会社側の人間の確執も、呪術師と山田の間のあれこれも「さすがに強引だろ」と言わざるえない
泣ける、というふれこみの部分にしても「これで泣けとか無理矢理すぎるだろ」と
トリック集大成としてのお祭り的なネタ作品、としてなら楽しめますが、これで完結ってするにはストーリー的にお粗末すぎるんじゃなかろうか、って一本でした

個人的評価:65点
オススメ度:懐古厨ぶるつもりはないけど、ホントに過去のエピソードはおもしろいの多かったわあ




トリック劇場版 ラストステージ 予告

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