2014年5月5日月曜日

JUDGE (2013/日)

監督:古波津陽
出演:瀬戸康史 / 有村架純 / 田中壮太郎 / 平良和義 / 川手ふきの / 西丸優子 / 佐藤二朗

気がつくと見知らぬ密室で手錠でつながれ、さらに着ぐるみの頭をかぶせられていた7人の男女
カウントダウンされる時間の中、自分たちで投票し処刑される者を選べというルールが説明され…

密室、拘束、死のゲーム、Jホラーや難病ものに次いで邦画で多い(と個人的に思う)ソリッドシチュエーションものですね
低予算ながらアイディア勝負、日本人好みな心理戦って点からも邦画向きなのかな、ソリッドシチュエーションって
まあ、でもこの手の作品はネタとして、そんなに現状ではバリエーションが多いとは言えないけど、それでも騙し合いやどんでん返しを観てるだけでもおもしろい
が、この作品はちょっと安易というか、ありきたりというか、しょうじきガッカリ感しかないですね

密室で死のゲームを強いられる7人の男女
ルールは制限時間内にその場にいる人間の誰を処刑するか、その投票を行うこと
まあ、アレですよ、疑心暗鬼な疑り合いに探り合い、騙し合いに偽善正論…
そんな混沌とした状況下で次々に出る犠牲者、と精神的に追いつめられていく様を楽しむ作品ですね
そして、そんな中でゲームが進むうちに登場人物たちが抱える問題も浮き彫りになってきて、それが投票に影響してくる…と
ルールの穴をつけばいいのか、もしくはゲームの本当の目的にたどりつけばいいのか、それとも…?という部分だけは機能してるんで、いちお最後までは退屈しません

個人的にしょっぱなから投票システムにおける犠牲者を出さない方法、「みんな同票にする」という案が出た時には「おお、いきなりそうくるか」と感心
さらに伏線くさい最初の犠牲者や、登場人物の台詞、投票システムそのもの、という要素を経て観てる間はずっとどんなオチになるのか期待感も持続します
だけどね、さすがにこのラストはダメ、これやっちゃダメ

もとから本編じたいは”どっかで見たことある”ものの寄せ集めのありきたりっぽさは否めないんだから、ラストくらいちょっとは「ああ、そういうことだったんだ」と思わせてほしかった
ちょっとは深読みできるっちゃあできるけど、それでもねえ…このオチはないわ
内容が内容だけにネタバレは自重するけど、この私のガッカリ感に逆に興味がわいたら観てみるのも一興かもしれませんよ?
と、無責任に言って怒られるとイヤなので、個人的にはオススメしません。いや、マジで

個人的評価:40点
オススメ度:好きな役者さんが出演してるなら、なんとかがんばれる…かも




JUDGE 予告


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