2015年2月23日月曜日

娚の一生 (2015/日)

監督:廣木隆一
出演:榮倉奈々 / 豊川悦司 / 向井理 / 安藤サクラ / 前野朋哉 / 落合モトキ / 根岸季衣 / 濱田マリ / 徳井優 / 木野花 / 美波 / 岩佐真悠子 / 紺野千春 / 朝倉えりか / 若林瑠海 / 坂口健太郎

亡くなった祖母の家で暮らすことにしたつぐみ
そこへ祖母の知り合いだという見知らぬ男、海江田が転がり込んでくる

あれだろ?少女マンガとかによくある疑似恋愛がやがてマジになっちゃってく感じなんだろ?と、ちょっと趣味に合わないかな、と思いながらも鑑賞
結果としては思った以上にスイーツ感はなく、大人の恋愛ドラマっていうより人情ドラマに近い印象でけっこう楽しめました
さいしょは現代離れした昭和っぽい男臭むんむんの海江田に違和感があったけど、観ているうちにその魅力がクセになってきますね

年の離れた、しかも祖母とのっぴきならねえ関係だった感じの男の海江田と共同生活するようになった主人公のつぐみ
そんなふたりのところにいろんな人物が訪れたりして、関係を引っかき回すうちにつぐみと海江田の仲も良い感じにこねられていく、みたいな作品
ふたりの家にゲストキャラが訪れ、そのエピソードを消化するとともにメインストーリーが進展していく感じですね

そんなわけで主人公たちの甘酸っぱい日常の恋愛話を延々と見せられるわけでなく、問題を抱えたゲストキャラたちが入れ替わり立ち替わりでエピソードを展開していくので飽きません
そんな中で「なんだこいつ」と印象の悪かった海江田のことがじょじょに見えてきて、最後には「トヨエツ惚れるわあ」とならざるえない
まさにトヨエツ劇場といっても過言じゃないかもしれん

逆に言えば古くさいタイプのおっさんである海江田、そのめんどくさいキャラが受け付けないと楽しめないかも
はっちゃくの父ちゃんみたい、というと強烈すぎるし例えとして伝わるか微妙だけど、昭和の遺物的な「良い男だけど、リアルではあんまり関わりたくない」という点に魅力を感じるか否かがポイントになる気がしますね

若い男女が恋愛映画として観るより、おばちゃんたちに受けそうな一本かもしれません

個人的評価:85点
オススメ度:足指ねぶりが印象的だけど、危険な香り漂うフェチ映画じゃないのね




娚の一生 予告

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