2015年2月1日日曜日

WILD CARD/ワイルドカード (2014/米)

監督:サイモン・ウェスト
出演:ジェイソン・ステイサム / マイケル・アンガラノ / マイロ・ビンティミリア / ドミニク・ガルシア=ロリド / ソフィア・ベルガラ / マックス・カセラ / ジェイソン・アレクサンダー / ホープ・デイビス / スタンリー・トゥッチ / アン・ヘッシュ

ラスベガスで警備コンサルタントをしているニック・ワイルド
そんな彼のもとに暴行を受けた知人女性から復讐の依頼がある

久しぶりにはっちゃけ痛快ステイサムアクションが期待できる、とわくわくしてた心をガッツリへし折られました
アクションシーンのキレは最高なのは間違いないんだけど、どうにもそれ以外の部分が微妙すぎる
とりあえず主人公の枯れっぷりと作品がマッチしてない気がしてならない
というか、ジェイソン・ステイサムというキャスティングが雰囲気をちぐはぐにしてる感じ

知らんぷりもできない女から復讐の依頼がくるけど、それをやっちまうと組織からみのアレコレで自分の身が危うくなる
という状況の中で枯れかけた主人公が悶々とする、という序盤の展開
まあ、クライムドラマとしてアクション映画に中身を伴わせようっていう意気はわかるが、とりあえずファーストアクションまで延々と待たされるのはどうかと

お約束、定番、手垢まみれ、なんと言われようと早い段階でガツンとくるファーストアクションにより観客の心を掴むのが肝心じゃなかろうか
あえてそれをしないという選択肢、アクション部分以外での辛気くさい主人公の存在、それはそれで雰囲気を楽しむクライムアクションとしてアリかもしれん
だけど、そんな主人公がいかにも肉体派まるだしなマッチョ野郎だから違和感がありまくる

こういう作品にはもっとひょろい感じの男じゃないと似合わない気がするのは個人的な好みの問題ですかね
あえてジェイソン・ステイサムを起用したなら、もっとバカ騒ぎなB級要素爆裂アクションでノリといきおいで押し切る作風にしてほしかったところ
なんというか「あえてこっちの方向で」という試みがマイナスに働いちゃってる気がする一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:ちっともワイルドじゃないじゃない




WILD CARD/ワイルドカード 予告

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