2015年8月24日月曜日

死霊高校 (2015/米)

監督:クリス・ロフィング / トラビス・クラフ
出演:リース・ミシュラー / ファイファー・ブラウン / ライアン・シューズ / キャシディ・ギフォード

演劇部の手伝いをするライアンは自前のビデオでその様子を撮影するが、劇そのものには気が乗らない
そこで友人リースと恋人キャシディを連れて夜中の学校へ忍び込み、舞台の道具をめちゃくちゃにしようとする

事後に発見された個人撮影のビデオ映像、ファウンド・フッテージ系の作品
超常現象や霊、呪いといった類の不気味さで精神に作用してくる怖さではなく、もっと直接的なびっくり箱演出の方面で攻めてきてましたね
しょうじきラストのネタバレの部分だけやりたかっただけだろ、といった感じで二重三重に張り巡らされた蜘蛛の巣のような裏設定が感じられず残念でした

むかしに起こった惨劇、それを繰り返すような呪いチックな出来事に若者たちが犠牲に・・・
ちょうしこいたバカな若者たち、なんか理解できない状況にパニック、というよくあるノリな流れ
よくある展開ながら、しかけられたびっくり箱に「くるか、ここでくるのか」という緊張感はある
だけど心臓が痛くなるほど「もうやめて、ちょっと休ませて」ほどじゃない

こういう展開の映画として基本に忠実に丁寧に作りました、という印象でこういう映画を観たことない若い世代に向けられてる感じの作品
若い男女で、もしくは女友達といっしょに「キャーキャー」言って観るのが正しい鑑賞スタイルなんでしょうね
そういう意味では見慣れてる人には物足りないかも

続編いけそうな引きはあるけど、ワゴンセールの常連のような邦題といい、ちょっとこのインパクトでは難しいんじゃないかと、いらん心配をしてしまう一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:あのキャラがお腹に宿ったのが事後か事前かでミステリアス度が変わってくるね




死霊高校 予告

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